ホワイトアイランド 前編 |
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今回のテスト釣行レポートは、写真が多いので
前編 と 後編 に分けてアップをさせていただきます。
ホワイトアイランド (前編)
ニュージーランド ホワイトアイランドで
ジギングロッド キャスティングロッド KLLルアーの
テストを行いました。
今回、非常に条件がよく、ヒラマサ300匹以上を
キャッチ出来てジギングロッドのテストが
急速に進みました。
田中氏がジギングロッド プロトで実測45kgの
ヒラマサをキャッチして下さりました。
ジギングロッドのテスト内容は
ライトモデルからミドルヘビーまでを
行いました。
ライトモデルのロッドに於いては実釣での
破壊耐力のテストを行いました。
BLCシリーズ同様に、あり得ない位の恐ろしく
強い耐久力を確認しました。
ジギングロッドの革新を予感させる内容でした。
試作ジグロッドの中には、シャローエリアで非常に
アクションを付けやすく、かつ ヒラマサのパワーに負けない
素晴らしいロッドがあります。
キャスティングロッドは、ミドルパワー系のロッドの
テストを行いました。この試作も非常に使いやすく、
かつ高負荷ドラグ時に安定したファイトが可能でした。
今回、釣りの条件を見ながら、効率的であろうと考えられる
場面で、ジギング キャスティングをスイッチングしながらの
釣りを行いました。
割合的に、ジギング7〜8割 キャスティング2〜3割
でした。
日本と同様で、NZのヒラマサ狙いも
30kgオーバーの大物狙いなら
キャスティングがベストだと感じます。
小型魚から中型魚(20kg)位の
ヒット数はジギングがダントツだと感じました。
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ホワイトアイランドに到着。
噴煙がいつもよりも多いです。 |
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まず、キャスティングで反応をみましたが、
表層の反応が少ないので、ジギングにすると
すぐに西尾さんにヒット。
200〜250g対応のジグロッドが曲がった!
このロッドは、インドネシアのお取引先のご要望で
テストを行っているパワークラスのジグロッドです。
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今年のホワイトアイランド ファーストフィッシュ
西尾さん ジギングにてキャッチ! |
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佳富美君 ヒット!
5.2フィートの300g対応の試作ロッド |
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正確なテストデータを得るために10kg以上あると
思える魚はほとんど計測を行いました。
魚の表示kgは実測です。 |
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佳富美君 NZファーストフィッシュは
ヒラマサ14kg |
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ライトロッドでありながら、
恐ろしい破壊耐力を有している。
このロッドのパワーに対して
あり得ないドラグを掛けてテストをしています。
スレた魚の多い日本で、
これから必要とされるロッドを作れそうだと感じました。
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ヒラマサ 17kg
まだまだジギングロッドも新しい形があることを
認識させてくれた魚でした。 |
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カーペンタージギングロッド
ジグアクションの操作性が非常に良いと高評価でした。
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トニーさん 5’2” 300g ジグ試作ロッドで
ヒラマサ23kg
NZのイエハーフィッシングのトニーさんにも
試作ジギングロッドを見ていただき、
改良点やパワー設定をお伺いした。
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口が切れるのを防ぐために近海のジギングでは
ロッドを立てないファイトが主流となっていますので、
ロッドを立てないファイトでもファイトしてみました。
17kgのヒラマサでしたが楽にファイト出来ました。 |
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ヒラマサ17kg
5’11” ジグウェイト 130〜160g でキャッチ。
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5’2”ft 300g ジグロッド
高負荷ドラグでファイトしましたが、
ロッドを立てたファイトでも全く不安感がない。
テストを繰り返して煮詰めれば、凄いジグロッドが
完成すると感じました。 |
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大型魚とのファイトはキャスティングロッドも
ジギングロッドも共通であることが分かりました。
今回の釣行でそれを確信しました。
ファイトの理論はカーペンターが拘って研究してきた
分野です。
大型魚をターゲットとしたジグロッドのファイトに於いて、
アングラーが非常にファイトに有利になる
既存には無いジグロッドが作れると思います。
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ヒラマサ 23kg
NZでも根が荒いと言われるホワイトアイランドで
高負荷ドラグで余裕でキャッチ。 |
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5’2” 300g 試作ロッドのテストは体力があり、
ヘビージギングの経験が豊富な
佳富美君がメインで試してくれた。
彼はトカラのディープジギングに4年間通った経験があり、
トニーさんもとても上手と言われていました。 |
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今釣行で一番のヒット率の佳富美君
10〜20kgをジギングでたくさんキャッチしていた。 |
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西尾さん 朝、トップでキャッチ!
ヒラマサ19kg
タックルは、BLC83/35 カスタム + KLL BF140 |
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ヒラマサ 24kg
試作ロッド 8.3ft + KLL BF140
NZでもBF140 良い感じです。 |
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西尾さん お気に入り BLC84/22 R-PT が
曲がった! |
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ヒラマサ10kg
BF100でキャッチ! |
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佳富美君はジギングでボトムから中層を
チェックするとヒット!
5’2” 300g ジギングロッド プロトが綺麗に曲がった! |
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力強いファイトで佳富美君
ヒラマサ 17kg |
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阿慈知さん お気に入り EP86/40 が曲がった! |
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阿慈知さん ヒラマサ15kg
GTに絶大な効果がある KLL実験ルアー
ヒラマサもキャッチ!! |
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佳富美君 ヒラマサ 15kg キャッチ
フェイバリットロッド EP86/40 + γ160H |
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トニーさんにヒット!
ミドルパワー 8.3フィート試作ロッド |
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トニーさん ヒラマサ24kg
ミドルパワー 8.3フィート とても投げやすく、
使いやすいとトニーさん
ルアーはシャローで絶大な効果が出ている
KLL Model B−01 です。
製品化されるのは実験を完了した先になりますが、
KLLルアー 恐ろしいポテンシャルを持った実験ルアーが
たくさんあります。
このルアーがリリースされれば、
間違いなく GT ヒラマサのキャスティングゲームで
もっと釣果が上がると思います。
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ロングロッドがお気に入りの阿慈知さんは
EP810/42 + γ160H でヒラマサ15kg
キャッチ! |
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今回の釣行は船中泊6日。
朝 昼 夜と3食全て自炊でした。
水の容量の関係からシャワーは
6日間で1回しか入れない(2人は水の容量不足から
6日間シャワー無し) という過酷なものでした。
釣りが大好きな仲間なので、シャワーに関しては
『仕方がない』 とみんな大丈夫でした。
しかし、食事作りがたいへんで、時間を確保することが
とてもたいへんでした。
西尾さんが釣りの時間を大きく削って
毎日3食の食事を作って下さりました。
味はとてもおいしく、野菜、魚、肉と栄養のバランスが
取れた最高の食事でした。
皆、西尾さんに感謝しています。
ありがとうございます。
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今回、ジギングロッドのテストと
キャスティングロッドのテスト
そしてKLL実験ルアー BF75g BF90g の
最終バランス調整のテストも行いました。
BF60gが国内の潮流が速いある海域の
ブリの誘い出しに非常に効果をもたらしているとのことで、
遊漁船船長より実験でサイズアップモデルの依頼を
いただき、KLLで実験ルアーとして作っています。 |
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BF75g BF90g BF105g BF140g
BF160g などご要望が今までからも
多くありました。
BF140gはテストが完了して来年製作予定になりましたが、
BF90g BF105gに関しては、
3年前からテストをしていますが、
開発ピッチがスローでまだ完成していませんでした。
BFはヒラマサの西日本記録や玄達記録など
日本各地で大型ヒラマサがキャッチされている
ルアーです。ご要望をいただいておりますものは
開発ピッチを早めて早期の完成を目指します。
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5’11” ジグ130−160g ライトジグロッド 試作に
大きな当たりがあった。 |
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ヒラマサ 20kg
恐ろしい破壊耐力を持っています。
そのうえ、感度が非常に良いのには驚きます。
この性質を使えば、ヒラマサの面白いコンセプトの
ジグロッドが出来そうです。 |
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佳富美君 ヒラマサ 17kg キャッチ!
5’2” 300g ジギングプロト
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佳富美君に大きな当たりがあった!!
5’2” 300g ジグロッド プロトが大きく絞り込まれた。
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ボトム付近でのヒット。
ドラグを掛け、ロッドの復元を上手く使い、
根に入り込まれないようにファイトして上がった
ヒラマサ 実測45kg
5’2” 300g ジギングロッド プロトで水深80m
ファイトタイム5〜6分位でキャッチでした。
ホワイトアイランドでジギングで上がったヒラマサの
記録だそうです。
私は彼の釣りを見ていてこれは偶然ではないと感じた。
GT釣りもヘビージギングも凄い実力を
彼は身に付けていると感じた。
佳富美君 おめでとう!!
5’2” 300g ジギングロッド 佳富美君にとって
とてもアクションが付けやすく、ロッドの復元が生かせるので
ファイトがしやすい。 とても使いやすいと高評価でした。
煮詰めてもっと使いやすいロッドに仕上げるために
釣り場へ通い込みを佳富美君と約束しました。
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次回、ホワイト アイランド 後編へ続く。
(アップは 年末 または年明けになりそうです)
昨年の2011年 12月のホワイト アイランド釣行もご覧ください
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ホワイトアイランド ベストチョイス タックル |
●メイン お勧めタックル
ロッド BLC80/35 R−PM SC 又は (※BLC83/35 R−PM SC NZ先行発売)
リール シマノ 18000 / ダイワ 6500 ※ハイギアー ※最新型の型番
メインライン PE6〜8号
リーダー ナイロン130〜170Lb
ルアー γ120 γ140 γ160 γ160H BF100
※BLC83/35 R−PM SC NZ先行発売は2011年12月にNZで先行発売されるNEWモデル
●シャローの大型ヒラマサ お勧めタックル
ロッド BLC83/40 R−PM BLC80/40 R−PM SC
リール シマノ 18000 / ダイワ 6000〜6500 ※ハイギアー ※最新型の型番
メインライン PE8〜10号
リーダー ナイロン170〜200Lb
ルアー γ120 γ140 γ160 γ160H BF100
※ホワイトアイランドは根が荒くて、40kgオーバーのヒラマサもヒットすることがあるので
”BLC83/40 R−PM” ”BLC80/40 R−PM SC” があれば安心だと思います。
●ライトタックル
ロッド BLC84/22 R−PT
リール シマノ 10000〜12000 / ダイワ 5000 ※ハイギアー ※最新型の型番
メインライン PE6号
リーダー ナイロン130Lb
ルアー γ75 γ90 γ105 γ120 BF100
※ここでは魚のアベレージが大きいので ”BLC84/22 R−PT” の位置付けを
ライトタックルと考えています。
●汎用スタイル (GT マグロ などと兼用して使いたい方の推奨タックル)
EP85/36 EP82/38 TBL711/35 CV79/40 CV79/35 TBL80/20 etc.
リール (選ぶロッドにより適正なものをセレクト下さい)
メインライン (選ぶロッドにより適正なものをセレクト下さい)
リーダー (選ぶロッドにより適正なものをセレクト下さい)
ルアー γ90〜γ160g BF100g etc. (選ぶロッドにより適正なものをセレクト下さい)
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※ホワイトアイランドは大型ヒラマサが多いですが、ルアーを飲み込まれて
リーダーがヒラマサの歯で切れたことはないので、歯切れ防止の先糸は
無くても大丈夫だと思います。
しかし、メインラインが細く、組み合わせるナイロンリーダーが100Lb以下の
場合は歯切れ防止の先糸がある方が良いと思います。
※ルアーアクションについて: ルアーを動かす速度が重要と思われるシーンがたくさんありました。
ルアースピードを状況により変えるとより良いと思います。
※水深が深いので表層に魚が浮かない状況がありますので、状況を見てジギングと併用が
釣果を伸ばすと感じます。
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