Q ブルーチェイサーとリールのマッチングを教えてください。
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A ブルーチェイサー (ブルーチェイサー = BLC) とマッチするリールを説明させていただきます。
同時にご質問が多かったPEラインの号数も表記させていただきます。
※PEと組み合わせるリーダーの号数は PEの号数 × 20位を目安にしております。
例) PE3号の場合 3 × 20 = 60 60Lb前後のリーダーを使用しております。
下記の適合リールの表記は、ある程度の幅を持たせたものとなっております。ご参考までに!
●BLC83/13 適合リール
(シマノ社 ステラ08 5000 6000 又は ツインパワー08 5000 6000 PE2〜3号)
(シマノ社 ステラ01 4000 5000 又は ツインパワー01 4000 5000 PE2〜3号)
(ダイワ社 ソルティガ 4000 PE2〜3号)
※BLC83/13 + シマノ社 ステラ08 8000にPE3号であれば使用可能です。
●BLC83/16 適合リール
(シマノ社 ステラ08 8000 10000 又は ツインパワー08 8000 10000 PE4〜5号)
(シマノ社 ステラ01 6000 8000 又は ツインパワー01 6000 8000 PE4〜5号)
(ダイワ社 ソルティガ 4500 5000 PE4〜5号)
※BLC83/16 = PE3号使用可能です。遠投が必要な時に使っております。
※BLC83/16 には出来れば軽量のリールが良いと感じます。
●BLC84/18 適合リール
(シマノ社 ステラ08 8000 10000 ※12000(12000番スプールを装着)
又は ツインパワー08 8000 10000 12000 PE4〜6号)
(シマノ社 ステラ01 8000 又は ツインパワー01 8000 PE4〜6号)
(ダイワ社 ソルティガ 4500 5000 6000 PE4〜6号)
●BLC84/22 R−POWER T 適合リール
(シマノ社 ステラ08 8000 10000 ※12000(12000番スプールを装着)
又は ツインパワー08 8000 10000 12000 PE4〜6号)
(シマノ社 ステラ01 8000 又は ツインパワー01 8000 PE4〜6号)
(ダイワ社 ソルティガ 4500 5000 6000 PE4〜6号)
●BLC83/40 R−POWER MAX 適合リール
(シマノ社 ステラ08 18000 20000PE8〜10号)
(シマノ社 ステラ01 16000 20000 PE8〜10号)
(ダイワ社 ソルティガ 6000 6500 PE8〜10号)
※BLC83/40 R−POWER MAX + シマノ社 ステラ08 10000 ボディーに
12000番スプールにPE6号でも使っております。
BLC83/40 R−POWER MAXは持ち重りがしなく自重からすると、かなり軽く感じるので
このタックルをやや根ズレが多い場所で常用タックルとしても使っています。
ダイワ社の6000位 + PE6号でも良いと思います。
■カーペンター設計 小西からのメッセージ
ロッドとリールのマッチングやPEラインの号数やリーダーの太さなどは、
使っているノットの方法、リーダーの長さ、キャスティングパワーや投げ方、個人の技量で
感じ方が変化します。
上記は私が実際に使っているものと、ベストだと考えるものです。
いい感じでセッティングが出ていると思います。参考にしてください。
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Q BLCシリーズのスペックが他のシリーズと比べて違うのはなぜですか?
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A BLCシリーズはスペックの表記を決めている基準になる事柄がやや違うために
スペックの表記が他のシリーズとやや違う形になっております。
●ドラグ値
GTロッドのドラグ値表記は、ロッドを立てた(45°位) での数値を表記しております。
GTは魚の重量が50kg以上も想定しています。
魚の重量が重いので、ファイト時にロッド角度を緩めると、その後、竿が立たなくなり
のされてしまいます。それ故に、ファイト時にロッド角を立てた状態がベストだと考えております。
竿の角度を緩めるともっとドラグ値は上がりますが、竿の角度を緩めないファイトを想定しているので
GTロッドのドラグ値表記は、ロッドを立てた(45°位) での数値を表記しております。
それ故に、GTロッドとして考えているロッドのスペックの数値は低く表記されています。
話はかわってBLCシリーズのロッドアクションはγを動かしやすくセッティングされています。
重い魚をロッドの復元力で上げてくるGTロッドのアクションと
BLCシリーズのロッドアクションは異なります。
BLCシリーズのロッドアクションは、ティップが軟らかく、ルアーの操作がしやいです。
また、バット部分にパワーがあり、高負荷のファイト時にバットに魚の力を乗せたファイトを行います。
ファイト中盤以降の、魚がやや弱った状態にある負荷時には
ロッドを立てたロッドの復元を生む楽なファイトが出来るとても優れたロッドです。
BLCシリーズは想定している魚の重量(ヒラマサetc) や アクションの特徴から
高負荷時にロッド角を緩めてファイトすることを想定しております。
ロッドの角度を緩めると、もっと大きな負荷をロッドが受け止められるようになり、
それによりドラグの値が上がります。
このことで、スペックの表記が他のシリーズより大きくなっています。
もう一つの理由が、カーボンクロスの構成を強度と軽さを両立した
今までに無い新しいパターンも採用しております。
ブランクはすべて新しい製法で作られており、今まで以上に、均一的かつ、
よりいっそうの強度が出る方法で作られております。
この二つの理由によりスペックの表記が異なっております。
■参照動画
ロッドのパワーを引き出すには、魚の負荷に応じて、
魚の重みを適切なロッドのセクションに乗せてファイトします。
ストレスの無い綺麗な曲がりをするBLCシリーズは、
誰もがロッドのパワーを引き出しやすい設計だと思います。
下記がBLC84/22 R−POWER T でのファイトです。
負荷に応じて、無理なく適正なセクションに負荷を乗せてファイトしています。
これが、ロッドのパワーを引き出す方法です。
ファイトが上手く出来ないと困っておられる方、ファイトの参考にしてください。
※このファイトはテストですので、通常より太いラインで大きな負荷でファイトしています。
高負荷時にはロッド角を緩めて ”いなす” ファイトをしています。
しかし、いなしている間もドラグ値は高く、魚がラインを出すことを極力止めています。
●キャスティングのルアーの重量の表記
各ロッドに対して、キャスティングして気持ちがいいと感じるルアー重量があります。
ルアーの重みがよく乗り、振りブレが起こらない状態、
それが適正ルアーの重量だと考えます。
それを基準に、かけ離れないようにルアーキャスティングMAXのウェイトを
決めていましたが ”投げることが可能な重さ” の表記のほうが分かりやすいとのご要望で
BLCからこちらの考え方をとりました。
■カーペンター設計 小西からのメッセージ
ロッドスペックは使うアングラーの物理的な力の大きさや技量で変化します。
現物を投げて、アクションさせて、曲げてみて、自分自身がどのように感じるかが
一番重要だと考えております。
カーペンターでは、試投会を行っております。
ロッドに対して適切なルアーのサイズ、ロッドにマッチするリールの番手、
PEの号数 リーダーの太さなどを変えて、実際に体感していただくことが、
そのものを知る一番の確実な方法だと考えています。
個人個人感じ方が少しずつ違ったり、また同じ人でも技量が上がると感じ方が変わってきます。
是非、機会がありましたら、カーペンター試投会で現物をみてください。
魚との実際のファイトに於いては経験が出来ないので
ファイトがどのような感じか掴めないというご要望から You Tube に
ファイトの動画を載せさせていただきました。ご覧下さい。
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Q BLC84/22 R−POWER T と TBL84/22RF は同じなのですか?
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A 結論から言いますと、全く別のロッドです。
「BLC84/22 R−POWER T」 と 「TBL84/22RF」 の84/22の数字は
長さが8フィート4インチでバット付近のパワーが22Lbという意味です。
BLC と TBLでは調子が全く異なります。BLCはTBLに比べてもっと軟らかいティップです。
車で例えるなら、エンジンの排気量が3000ccエンジン 馬力が280PS の全く別ジャンルの
2台の車と例えられます。
ティップは、TBLシリーズはBLCシリーズよりもパワーがあるので硬いです。
しかし、TBLシリーズは、BLCシリーズと比べてロッドの復元力が大きいです。
シリーズ別に、個々の特徴があります。使うルアーサイズやルアーの特徴、ファイトスタイル 技量
好みなどで、目的のロッドが変わると思います。
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Q BC79LR や BC80MRF との違いを教えてください。
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A BCシリーズ と BLCシリーズではアクションが異なります。
BCシリーズよりBLCシリーズのほうがティップが軟らかいです。
BCシリーズはやや引き抵抗があるルアーに向いています。
また、リールシート上部からティップまでが同じ長さなら、BCシリーズのほうがBLCシリーズよりも
理論上、力を入れれば飛距離が出るという特徴があります。
BC79LR や BC80MRF で目的のサイズのγが動いていて、魚が釣れているなら、
BLCシリーズのパワーや長さが近いシリーズのご購入を無理にお薦めしません。
γの操作が難しいと思われるなら、ジャークペンシル専用のロッドとして、
BCLシリーズをお薦めします。
また、BCシリーズより、ロッドの長さがもう少し長いものが欲しい場合もお薦めです。
γをマスターされている方のお話で、BCシリーズくらいティップが効いているほうが
メリハリのあるアクションを出しやすいと言われていた方がおられました。
一般的な技量のアングラーの方がγを使っていて、使いやすいと感じるのは、
BLCシリーズだと思いますが、技量によって感じ方が異なることが多々あります。
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Q BLCシリーズが最新で他のシリーズは古いのですか?
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A シリーズごとに、設計のコンセプトが異なります。
BLCシリーズは、γなどペンシルが動かしやすい特徴を持たせています。
新しいシリーズが最新で既存のシリーズは古いという考えではなく、
各シリーズに持たせている個々の特徴が違うという区分けで考えております。
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■カーペンター設計 小西からのメッセージ
既存品、新製品という中での優劣ではなく、各シリーズが持っている個々の特徴があります。
使う目的や技量で欲しいロッドが異なってきます・
自分が目的とする釣りにマッチしたロッドを選ぶには、現物をみて、投げて、曲げてすることが
一番良い方法と考えております。機会がありましたら、
カーペンター試投会で現物のロッドをご覧下さい。
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Q Kガイドの採用はありますか?
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A BLCシリーズ中、BLC83/13 にはKガイドを採用します。(既存のガイドが廃番になりました)
BLC83/16 BLC84/18 BLC84/22 R−POWER T BLC83/40 R−POWER MAX
にはロッド、リールとの相性が良いと感じるオーシャンガイドを採用しております。
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■カーペンター設計 小西からのメッセージ
ガイドも同じ考え方なのですが、既存品、新製品という中での優劣ではなく、
各シリーズが持っている個々の特徴があると考えています。
既存品、新製品という枠ではなく、ロッドにマッチしていると考えるガイドを採用しています。
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Q BLCの各シリーズとγのマッチングを教えてください。
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A このご質問は個人個人の感じ方や技量が大きく左右します。
色々な方にBLCのプロトを使っていただき、平均値をとるという形でおおよその把握は
出来ておりますが、慣れている、慣れていないで大きく変わるので
ご参考としてお考え下さい。
もし、現物で確認してみたいと思われた場合は、カーペンター試投会へ
ご参加ください。
下記URLにロッドとマッチするγのサイズを掲載しております。
http://www.carpenter.ne.jp/blc.setsumei.2010.04/blc.setsumei.2010.04.htm
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