中古ロッドにつきまして

■中古ロッドにつきまして 　これまでも時々ございましたが、 　昨年、後半に中古ロッドを購入された方からのお困りの連絡が 　立て続けに何件かありました。 　お困りの様子でしたが、カーペンターでも、どうすることもできず心苦しかったのです・・・ 　その思いから、中古ロッドをご購入の時に参考になればと今回、書かせていただきます。 　一例は、中古で購入されたカーペンターロッドの保証書に、ご購入日と店名の記入が無かった為に、 　破損した中古ロッドを保証書で直そうとした時に保証書が使えなかった事例です。 　カーペンターの保証書は、ご購入日と店名の記入が無い場合には無効となります。 　中古ロッドをご購入の際には　『ご購入日と店名の記入』　や　『残りの保証期間』　などをお確かめください。 　（ロッドの保証期間は一年間です） 　次は以前からもございました事例ですが、中古でカーペンターロッドをご購入されて、 　すぐの使用で破損が起った事例です。 　カーペンターロッドは強靭なロッドだとアングラーから高い評価をいただいております。 　普通にご使用の場合には破損はほぼありません。 　中古ロッドの怖いところは、前のオーナーのご使用方法が分からないことにあります。 　リールを中古で購入した場合、不具合があっても部品交換でほとんど直ります。 　また、リールの外観で程度がおおよそ把握できます。 　しかし、ロッドは本体のブランクに何らかの損傷を受けたものは交換が出来ないので 　直すことが出来ません。カーボンの損傷は破損の引き金になります。 　今まで多くのロッドを見てきていますが、使い込んで小キズだらけですが全く問題が無い物もあれば、 　全体的には美品でも一部を強くぶつけていると問題を秘めている場合があります。 　専門の人間が見ても、外部からの目視では本当のロッドの状態は分かりません。 　実物を見ても分からないのに、中古市場にあるネットの写真では全く分かるはずがありません。 　中古ロッドは手頃でよいのですが、場合により何か隠れている場合があります。 　使用状況が見えないことは、ロッドがどのような使われ方をされたか分からない状態と考えられます。 　ほとんどの物は問題がないと思いますが、時には問題がある物があります。 　中古ロッドを購入されて、すぐに破損して 　保証期限切れだったので、丸損された方もおられます。 　中古ロッドは、中古車のように査定協会の基準があるわけではないので、 　全て自分で判断をしなければなりません。 　相当数のロッドを触ってきました私でも中古ロッド選びは難しいです。 　なぜなら、外観では判断出来ないからです。 　ここまでの話が　『私が考える中古ロッドにつきまして』　です。 　あとは、各々のご判断でお願いします。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カーペンター製品開発　　小西

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