相模湾 キハダマグロ |
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今春、東京で行われたスポーツフィッシングフェスティバルの
時にブースへ遊びに来てくださった野村さんから
相模湾のマグロに誘っていただきました。 |
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試作ロッド 試作ルアーのテストを行いました。
●8フィート10インチ 18Lb
2010年に試作を行い、青物の遠投ロッドとして良かったロッドを
今回、マグロに使いました。
BLC84/18を 8フィート10インチにしたフィーリングです。
●BLC88/25 R−PM・SC (仮称)
BLC84/25 R−PM・SCのロングレングス版です。
●新シリーズ 86
粘る材料で作られた8フィート6インチ 玄界灘でもマグロを
掛けていますが、直下や船下で暴れるマグロに対して
柔軟性が功を奏してファイトがしやすい。
キャスト時にはルアーの乗りがよく、軽い力でよく飛びます。
試作ルアーは舞姫45g 60g
鮪朗40−130のカットビ仕様(シンキング)
高比重シンキングペンシル etc.
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釣り開始、早々に野村さんが大間92で広範囲を探った
誘い出しでヒットしました。
ルアーは最近、よく釣れている γ60−Lでした。
フックアウトしました。 |
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そこかしこで大鳥山&ナブラがありました ・・・ が
何をやってもヒットがありません。
他の船もどこも竿は曲がっていませんでした。
キャストしたルアーの横20〜30cm際で本物の餌を食べる
マグロがボコボコ出ていました。
ルアーを見破られている感があったので、誘うタイプが異なる
BCポッパー60gにしましたらヒットしました。
その周辺での唯一のヒットだったので、
BCポッパー60gが効いたのだと思います。
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試作ロッド8フィート10インチ
青物では非常にいい感じのロッドです。
40g〜70gのルアーの遠投性は抜群です。
このファイトで一つ、不安要素がありました。
リーダーの号数です。
この時に使用したリーダーが “細いが強度が強い” という
リーダーです。
このタイプのリーダーは細いのでルアーがよく飛びます。
しかし、魚の体や歯にリーダーが当ってリーダーに傷が付くと
弱いという欠点があります。根ズレにも弱いです。
不安は的中・・・ランディング寸前でルアー上、20〜30cmの所で
糸切れしました。ルアーは飲まれていませんでした。
マグロの体か歯に糸がすれて弱っていた所へ
マグロを寄せるのにプレッシャーを掛けたことで糸切れしました。
リーダーはポンド表示を基準にセレクトするのではなく、
実際の太さ(号数) を基準にセレクトした方がいいですね。
試作ロッドは、ヒットしたマグロに対して、もう若干だけパワーが
欲しいと感じました。ティップのパワーの立ち上がり方の
調整も必要だと感じました。
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マグロがヒットしたルアーはBCポッパー60gでした。
今のキハダブームが起こるもっと前から、三重県では
“キハダマグロと言えばBCポッパー” と言われる位、
よく使われていました。
釣り場は違えど、効くみたいですね。 |
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昇丸 船長、 皆様 ありがとうございました。 |
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相模湾 キハダマグロ |
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次の日は、プロショップMOGIさんの里見さんのチャーターに
混ぜていただきました。
里見さん 吉村さんと一緒に釣りをさせていただきました。 |
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この日は、台風の影響からか、北東風が強く、
気温が下がって涼しかったです。
朝のうちは単発ナブラでルアーを打ち込むことが難しかったですが、
太陽が顔を出して、暖かくなって来た頃から、
固まったナブラが出るようになりました。
里見さんがシンキングペンシルでヒットしましたが、
外れました。
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ルアーの横、20〜30cm以内で本物の餌をボコボコ
捕食しているのに、ルアーにはまったく振り向いてくれない
状況でした。
マグロは確実にルアーを見破っていると思い、
アクションを変えました。
ヒラマサを釣る時の速いアクション
(ジャーク後のストップだけヒラマサの時よりも少し間を取る)
にして、2キャスト目、ルアーが船に近づいたので
ただ巻き回収したら、船際で凄いスピードで
舞姫45g(プロト)を襲いました。
舞姫の見破られにくい特徴が効いたかもしれないと思いました。
試作ロッド BLC88/25 R−PM・SC (仮称)は、
遠投性能やアクションに於いてはとても良いと思いますが、
ファイトは長竿であることから、プレッシャーを掛けるのに
コツがいるようで練習が必要だと感じました。
遠投性能やマグロが船下を回った時には、
長竿は船をかわすのに有利と感じています。 一長一短です。
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キハダマグロ 実測30kg
試作ロッド BLC88/25 R−PM・SC (仮称)
ルアー 試作ルアー 舞姫45g(プロト)
舞姫 色々な対象魚に対して良い感じです。
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舞姫45g プロト
タックルバランスの関係からシングルフックを使いました。
形はガンマに似ていますが、動きは異なります。
テストでは、魚から見破られにくいと感じます。 |
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写真は釣れたマグロの胃の内容物です。
カタクチイワシ 10cm位が大量に入っていました。 |
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邦丸 船長 皆様 ありがとうございました。 |
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ルアーの洗い方 (是非、お読みください!!) |
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ここでは使用したルアーの洗い方を説明させていただきます。
写真の水が白く濁っているのがお分かりいただけると思いますが、
これは塩分と汚れです。
私は今まで錆によるルアーの破損はノートラブルですが、
物凄く稀にですが、ルアーの洗い方が不十分で、
ワイヤーが錆びて切れた方がおられます。
(ステンレスは錆びないと思われがちですが塩で腐食を起こします)
この現象はルアーが1回の使用でも、
魚を掛けていなくても起ります。
1〜2年以上前に使用して、塩が残ったままのルアーは
特に注意が必要です。
ステンレスの腐食は“孔食”と言われ、とても小さな穴錆が
深い部分まで達している場合があり、外観では錆びの判断が
非常にしにくく、見た目には判断がつかない場合があります。
腐食を起こさせないためには使用後のメンテナンスが重要です。
私は使い終わった道具は、神経質な位に洗っています。
釣り場の水道では、水が使える時間や水の量の問題と
冷水の為に十分に塩分を落とせないと考えているので、
帰宅後かホテルの温水シャワーでしっかりと洗います。
釣り場で洗っても、帰宅後もう一度必ず温水シャワーで洗います。
ルアーの洗い方は、容器に温水(35度位) を入れて
手でルアーを押して、ルアーのボディー全体を沈めます。
ザバザバ洗う感じです。これを温水を変えて3回行っています。
3回目には水の白い濁りは無くなります。
ルアー同様に、マグロに使用する “ボールベアリング スイベル”
も同じような洗い方をしないと、腐食して回らなくなったり、
腐食で破損します。(経験済み)
同様に釣針も錆びさせるとファイト時に折れる
原因になります。(経験済み)
ウッドルアーを洗う時の注意点ですが、ルアーをつけ置きするのは
長くて3分以内にしています。
温水へのつけ過ぎは吸水の問題が出てくるからです。
洗い終わったルアーは陰干しします。直射日光、温風など
急激な乾燥は貼ってあるシートやボディーにトラブルを起こしたり、
ルアーの寿命を縮める場合があります。
ロッドも温水(35度位) で洗います。
ガイド、リールシート、EVAも十分温水を流し、塩を落とします。
洗った後は陰干しします。
ロッドの本体とグリップは、基本的には抜いて保管します。
挿して置いておく場合には、ジョイントは物凄く緩めた状態で
ゆるゆるの状態で挿しておきます。普通に挿して置いておくと
固着して抜けなくなる恐れがあります。
ロッド(カーボン)は湿度を嫌うので、湿度が低い所での保管が
望ましいです。
洗浄後、梅雨や雨の日は、湿度を下げる為にエアコンで
除湿を行っています。
追記ですが、リールの水洗いは私の経験上、
水を掛け過ぎると故障が増えると感じるので、
シャワーの温水(30度位) を遠くからかけてサッと洗い、
塩分を落としています。
あまり湯の温度が高いとグリスが溶けそうなので
温度は高すぎないほうがよいと思います。
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ロッドベルトも毎回、温水シャワーで洗っています。
ケミカル材は種類により、加水分解(塩分で分解される) が
起る物があるので、長持ちさせる為に、塩分がついた物は
全てきちんと毎回洗っています。
ライフウェストが海水まみれになった場合、
乾燥して見た目に大丈夫でも、外のカバーを外して洗っています。
軽く海水のしぶきがかかった場合は、外のカバーは外さずに
濡れたタオルで拭いて、塩分がついたタオルを濯いで、
それを3回位行うと、だいたい塩が取れて綺麗になっています。
拭いた後は陰干しします。
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