奄美大島 GT |
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昨年の初夏以降から半年位、私用で外出が出来なく、
幾つかの試作大型プラグのテストが止まっていました。
今回、鹿児島県 奄美大島でテストを行いました。
釣り場は波が高かったので、奄美大島周りの釣りでした。
船はビッグディッパーさんにお世話になりました。
船が大きくなり、波に強く、
風表の外洋はかなり荒れていましたが、船は快適でした。
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多くのGTアングラー待望の BF160g(プロトタイプ) です。
フィールドで調整を行いました。
既に製品開発協力者の富樫さんが海外で
大型GTを連発ヒット下さっています。
トカラの大型GTに期待大です。
また、ノースカロライナーの大型マグロや
NZの大型ヒラマサにも良いと考えます。
玄界灘の秋のシイラを捕食する超大型ヒラマサにも
効果を発揮しそうです。
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BF140g(別型プロト) です。
こちらも調整を行いました。
既に大型GT、玄界灘での大型ヒラマサがキャッチされています
KLL006Aと酷似していますが、若干型が異なります。
操作は非常に扱いやすく、良いアクションでした。
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試作120g
こちらも既にテストをしていただき、
ルアーの狙いである ”見破られにくさ故のヒットの多さ” が
実証されています。
NZでは40kgオーバーのヒラマサをキャッチしていただきました。 |
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試作ルアー120g
こちらは前回のテスト釣行レポート(玄界灘)でも
告知させていただきましたルアーで、
私がたいへん大きな期待を感じている試作ルアーです。
γタイプのペンシルの現時点の集大成だと考えているものです。
こちらも製品開発協力者様の平岡さんが昨月に沖縄で
GTをキャッチ下さいました。
『このルアーいい感じ』 とのことでした。
GTは勿論、ヒラマサ マグロも非常にヒットしやすいルアーに
なっている感じです。
ミスバイトが少なく、魚が針掛かりしやすいです。
製品開発者様の富樫さんもこのルアーの威力に絶賛です。
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試作ルアー120g
こちらの試作も2013年正月の玄界灘 壱岐島でのテストで
他のルアーにバイトが無い中、この試作ルアーに凄い勢いで
カッ飛んできて大型ヒラマサがヒットしました。
”見破られにくく、捕食のスイッチが入りやすい” と
感じています。
γ誕生、発売から今年で早いもので10年になります。
γが誕生した後も、相当数の試作ペンシルを
カーペンター工房を挙げて全力で作ってきました。
そして何度も何度もフィールドでテストを行い、
多くの知識を蓄積してきました。
これから カーペンターペンシルは、
次世代型へと突入していく事になると思います。
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テストに使用したロッドと試作ロッド。
大型ペンシルのテストには、EP82/38 を使用しました。
BF140g BF160g とのマッチングが良いと感じています。
8フィート 35Lb試作ロッド(改)
<製品予定名:TBL80/35> は120gの試作ペンシルとの
組み合わせでテストを行いました。
軽くて操作感が良く、使いやすかったです。
製品開発者様の田中さんが、8フィート 35Lb試作ロッド(改)の
前の試作ロッドでかなりGTを上げて下さっています。
高負荷ドラグを掛けたフィールドでの耐久テストが
上手くいけば、製品化出来ます。
今回、奄美大島周りはベイトの反応が少なく、
ゼウスで底近くでヒットする状況から
船長もGTがボトムの近くに
いるようだと話されていました。
表層ルアーへの反応がほぼありませんでした。
新型ルアー ”ゼウス150+25” と ”ゼウス150+50” を
状況で使い分けることで、GTを5キャッチ出来ました。
阿慈知さんのキャッチもゼウスでした。
ゼウスは KLL74/32 で操作しました。
非常に負担が無く、楽にアクションが出来ました。
潮が緩い状況でも、ゼウスのアクションが
コントロールしやすかったです。
たぶん、これが釣果に大きく結びついたと思います。
KLL74/32 は私のフェイバリットロッドになりました。
製品開発協力者様の松井さんに教えていただきました
ジギングのノウハウをゼウスの釣りに応用することで
状況、状況で釣り方を臨機応変に対応させられたことも
釣果に大きく繋がったと思います。
ジギングの理論を積極的に学んでいることで
たくさんの水中ルアーの知識が得られています。
GTルアーに凄い形でフィードバックが出来ます。
今後、カーペンターから 面白い展開がGTルアーで
あると思います。
”スレて釣れにくくなった” と言われれば、
それに対応したものを作れば、まだまだ魚は釣れると
確信しています。
これを止めてしまった時が、本当に釣れなくなる時だと
思っています。
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阿慈知さんにヒット。
ロッドはお気に入りの EP86/40R−PT です。 |
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ゼウスでカスミアジ |
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KLL74/32 + ゼウス でヒット。
KLL74/32 ファイトもしやすい。
パワーは32Lbだが、それ以上の力を感じる大好きな調子です。
”パワーの出方がフラットな特性” なので扱いやすい。
他のGTロッドと比べると、レングスが短いので
遠投には不利です。
しかし、多くの状況では、ゼウスに飛距離は
あまり必要でないことが多い (状況では遠投の必要性あり)
のでレングスが短いことはあまり気になりませんでした。
ゼウスは200g位ありますが、KLL74/32 で
ふわっと投げれば、そこそこ飛びます。
(65〜80m位飛んでいました)
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通常、潮が緩い時はアクションがつけにくい。
しかし、 KLL74/32 はゼウスをコントロールしやすかったです。
ゼウスを使っていて ”釣れそう” という感覚が
多くの時間を占めてくれて、集中出来ました。
また、ゼウスは引き抵抗が少ないので
しんどくないので継続して楽に釣りが出来ます。
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ゼウス、よくヒットします。 |
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GT48kg
48kgはこの釣り場でのレコードGTだそうです。
KLL74/32 凄く使いやすい。 |
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ゼウスでヒット!
ジギングと同じで、釣れる感覚が分かると、
”釣れる感覚” にアクションを自分から
意図的に持っていくと釣れやすくなると思います。
私がこの感覚を磨くのに大貢献したのが、
近海のライトジギングです。
考えのキーポイントは、潮と風の作用で船がどのように動くか。
動くことでラインやゼウスに
どのような力が掛かるかを考えながら釣ると
見えてくるものがあると思います。
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GT25kg
これもゼウスですが、これは改造がされています。
潮の抵抗を考慮して考えた試作ゼウスです。
ヒットは、これが功を奏したどうか分かりませんが、
この条件では使いやすかったです。
今、作っている試作のメタルジグにも、この考えを入れ込んで
作ったものがあります。
玄界灘でのテストでよい結果が出ています。
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ゼウスでスマガツオのヒットも多かった。 |
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阿慈知さんにヒット! |
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KLL007A (製品名 ゼウス150+50) でキャッチ |
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阿慈知さん GT30kg キャッチ!
『こにちゃん このルアー、凄いなぁ』 と阿慈知さん
阿慈知さん、昨年からゼウスで
かなりのGTをキャッチされています。
アクションは、きちんとラインスラックのコントロールが出来た、
釣れそうなアクションです。
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阿慈知さん カスミアジ キャッチ!
ロッドは、3年前からテストをして何度も改良している
8フィート3インチの試作ロッド。 |
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KLL74/32
根を超えてのファイトになり、
少し根ズレのリスクがあるとのことで、
少しドラグ値を上げました。
ファイト後のドラグは、12kgでした。
カタログ スペックからするとオーバーロード(過負荷) ですね。
しかし、ロッド角の調整をきちんとしていたので、
使用上のオーバーロードにはなっていません。
私はこのロッド角の調整を、
BLC84/18 や BLC84/22R−P1 で
かなりのヒラマサとのファイトから習得しました。
ロッド角の調整は、マグロとのファイトでも
必要となるテクニックです。
近海ではバラムツ サットウ釣りで習得するのが、
近道かもしれませんね。
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GT30kg
KLL74/32 + ゼウス
ゼウス よく釣れる。
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ゼウスで水面炸裂ヒット! |
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KLL74/32 + ゼウス |
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今回、表層ルアーへの反応が少なかったですが、
全釣りの時間の30%以上の時間を
試作ペンシルのバランス取りの時間に使えて、
かなり調整が進みました。
ゼウスもたいへん好調でした。
たくさんの試作プラグがあります。
4月下旬にも奄美大島 トカラ列島で
テストを行います。
船長、皆さん ありがとうございました。
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