ケープコッド クロマグロ |
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後半は、取引先のキルソンズさんにお世話になりました。
釣り場までの遠い道のりを1人で運転してくださり、
たいへんありがとうございました。
お店はたくさんの品揃えです。
後半のメンバーは阿慈知さん 平岡さんご夫妻です。 |
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アングラーがマグロとのファイトに於いて
”体力的な負担を軽減できるロッド” とはどのような
ものなのかを検証してします。
そのノウハウを元に、マグロアングラーが
熱望する ”体力的な負担を軽減できるロッド” の開発に
向けて尽力を注いでいます。
現時点では100kg以上のマグロに於いては、
現状のキャスティングのスタイルでは
アングラーの限界の領域と考えています。
アングラーが負荷の応じたロッド角をきとんと保ちながら
自力で魚をリフトアップしてランディングする方法で
マグロを釣り上げることが出来ることを
ファイトの基本に置いています。
100kgのマグロを上げるロッドの開発は時間を要します。
それはひとまず置いておいて、
まずは現実味があるサイズのマグロ (30〜80kg) を
究極的に楽に上げることが出来るロッドを
作りたいと考えています。
もう一つが、ベイトが小型であるが、魚が大きい場面に
対応出来るロッドです。
この2本柱でテストロッドの実験を行っています。
100kgクラス以上のマグロには、別のアプローチで
実験を行う予定でおります。
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後半のポイントは、ケープコッドの先端の北側を
狙いました。
クロマグロの本群れが沿岸部へ近づいているとの
漁師さんからの情報があり、
状況はやや好転してきているようでした。 |
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平岡さんと今日のテストタックルの内容をミーティング |
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誘い出しでクロマグロが釣れるとのキャプテンの話で
延々、キャストを繰り返す。
少し前に150kgクラスが誘い出しでヒットしていると
言われていました。 |
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平岡さんのγ90gにドバーンとヒットしました。
ロッドは試作の8フィーと3インチ
私が青森で100kgクラスを掛けたロッドです。
35Lbのバットパワーがあります。
35LbはGTロッドでいうとDJ83ML TBL711/35 と
同じくらいのバットパワーですが、
ミニマムでγ75g位やブルーフィッシュ60gも
アクションをさせることが可能なティップを持っています。
慣れればもっと小型のルアーのキャスト アクションが
可能になります。
ベイトが小型であるが、魚が大きい場面にマグロ釣りは
遭遇します。そのような時に最強の武器になってくれると
思います。
ティップアクションでありながら ”しの字” に曲がらない
凄いロッドになりつつあります。
”ブルーチェイサーシリーズ” や ”EPシリーズ” や
”ブルーラグーン” など中道的かつ万能的なロッド
ではありませんが、難しい釣りの条件を助けてくれる
特化したスペシャルモデルになってくれると思います。
完成がとても楽しみです。
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γ90g |
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平岡さん 推定40kgオーバー 完全誘い出しでキャッチ
短いファイトタイムでランディングに成功
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YOU Tube 動画 クロマグロ40kg 試作ロッド |
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明日から数日、時化るとのことで一旦、
ニューヨークに戻りました。
天候回復待ちが3日間あったので
体操をしながら、体調を整えた。
長期のテスト出張が続いているので
相当体がきついです。
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カスタムロッドのパーツが揃うショップに連れて
行っていただきました。 |
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色々なカスタムロッドパーツがあり、
長時間、見入ってしまいました。
たいへん勉強になりました。 |
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ハドソン川やマンハッタン |
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キルソンズさん 通訳をして下さったクオンさん
ジェインさんと食事
とても親切によくして下さいました。
ありがとうございました。 |
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平岡さんご夫妻
テストロッドの開発 ビデオや写真の撮影など
お手伝いをして下さっております。
平岡さんは、試作ロッド、試作ルアーの開発を
ヘルプして下さっております。
奥さんのまこりんは、1日中ビデオをまわして下さり
写真を撮って下っております。
今回もヒットシーンからの素晴らしい映像を撮って
下さいました。
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天候が回復したので、再びケープコッドへ向かいました。
ニューヨークからケープコッドまで片道400kmで5時間
掛かります。キルソンズさんがずっと運転をして
下さいました。
DomさんとJoshさんの船をチャーター |
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現行モデル、試作ルアーなどたくさん持ち込みました。 |
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阿慈知さん テスト中のEP90−ICBM + γ75g で
ファイト! |
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無事、ランディング成功 |
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クロマグロ 推定45kg
EP90−ICBM GTでのテストも進んでおります。 |
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今日のテストの内容を平岡さんとミーティング |
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誘い出しでクロマグロを狙う。
延々、キャストを繰り返す。 |
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γ105gの誘い出しでドバーンとヒットしました。
試作ロッド 8フィート
ドラグをすぐに上げて大きな負荷を掛けた
ファイトをしました。 |
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相当絞り込んでいますが、私には大きな負担は感じません。
マグロに大きな負荷が伝わりやすく、かつアングラーには
負担が少ない。
追い求めていたものが形になりだしています。 |
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凄く楽に上がりました。
You Tubeの動画の竿のベントしていく時の
支点の移行を見てください。
なぜ、この竿が楽なのか、
勘の良い方なら分かって下さると思います。
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船長推定 60kgのクロマグロ
ファイトタイム 5分20秒
ファイト中、ダイレクトにマグロにロッドのプレッシャーが
掛かっていることを感じながらファイトが出来ました。
たいへん楽に釣り上げることが出来ました。
負担軽減は、このロッドのアクション特性に
他ならないと感じました。
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YOU Tube 動画 クロマグロ60kg 試作ロッド |
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GTを始めたその昔、まともにファイトが出来なくて、
体が小さな自分にはGT釣りは向いていないのだろうかと
悩んだ時がありました。
その思いが、折れにくく、魚がグイグイ上がってくる
GTロッドを作る原動力となり、今のカーペンターの
GTロッドを生んでくれました。
GT以上に大きくなり、最後まで弱らないマグロ。
出来ることならファイトの交代をしたいとは誰も思わない。
しかし、あのパワーを長時間掛けられれば、体が持たない
のは仕方が無いと思う。
私も大きなマグロに関しては、交代はしませんが、
心の中は交代して欲しいと思う体力ぎりぎりのところで
ファイトしています。
体を壊したり、楽しくない状況は趣味の域を逸脱していると
感じることがあります。
この手ごわい魚をもっと楽にたのしく釣り上げたい。
この思いが開発の原動力となっています。
重量があるうえに推進力があるものを
持ち上げるには大きなパワーを必要とする。
その負担を少しでも軽減できて、楽しいと思えるマグロとの
ファイトが出来ることが夢です。
そんな理想に少しでも近づけるロッドが出来つつあります。
ご期待ください。
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皆様、たいへんありがとうございました! |
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