小泊 クロマグロ |
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8月29日からほとんど早朝から夕方まで
津軽の海に出ましたが、マグロは芳しくありません。
8月の25日あたりまでは、今年は青森のマグロが
当たり年と言われたくらいに良く釣れていたそうですが、
8月後半からマグロの群れは日を追うごとに
分散して薄くなっていきました。
ベイトは小型のカタクチイワシで、大型ルアーへの
反応が良くなく、最初はPE10 12号用の
大きなタックルのテストロッドを使っていましたが、
小型のマグロすら、このタックルではヒットに
持ち込めないとの判断から、タックルをライトに
せざるをえない状況でした。
平岡さんと話し合い、途中からこの状況にあったもの
(小型ルアーとそれを使えるロッド、ラインなど) に
テストの内容を変更しました。
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マグロの時合の待ち時間に
新しいGTロッドやヒラマサ、シイラ、青物用の
7フィートのジャークロッドなどの
試作ロッドのキャストフィーリングやルアーとの
マッチングなどをチェックしました。
写真下は、新しいモデルのGTロッドのベースになる
試作ロッドです。 |
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魚の活性やベイトの違い、波の高さや
波の形状などによって、その条件に対して
適正なルアーが変化します。
γが発売されて、2010年11月で7年目になります。
小さなマイナーチェンジを繰り返してγも進化していますが、
他のコンセプトのルアーも5年以上に渡り、一生懸命
開発を進めてきました。
波に強く、かつ魚をきちんと釣る能力を備えた
試作ルアーなど色々あります。
近いうちにテスト的に発売されるかもしれません。
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以前から、多くのリクエストをいただいております
大きなブルーフィッシュのプロトも進んでおります。
写真は140gのプロトタイプです。
いい感じで進んでおります。
細部のバランスを煮詰めれば、完成すると思います。
GT ヒラマサ マグロに期待できそうです! |
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γやブルーフィッシュなどのペンシルのジャークや
トゥイッチングに抜群の操作性を持った
7フィートの14LB 16Lb 18Lb 20Lbが進んでいます。
アンダーハンドキャストでもルアーが
少ない力で非常に良く飛んでいきます。
抜群の操作性は、外房のヒラマサをはじめ、
関東 三重のシイラ 青物でも活躍してくれると思います。
トータルバランスのとれた非常に折れにくいバットパワーを
有したジャーク & トゥイッチングロッドです。
ショートロッドですが、ペンシルのミスジャークがほとんど
起こりません。
ご期待に沿える逸品になると思います。
ご期待ください!!
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平岡さん、ブルーフィッシュ30g(プロト) でシイラがヒット
このシイラが釣れた漂流物には、なんと熱帯魚がいました。
この時、津軽海峡の水温が30度になっていました。
津軽海峡で、キハダマグロが他船で釣れていました。
カジキが定置網に入ったそうです。
カツオも漁師さんの仕掛けで釣れていました。
すべて南の方にいる魚たちです。
このようなことは今まで、海峡付近では無いと
言われていました。
温暖化が進んでいるのか、ただ一過性なのか
この先、心配です。
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片岡さん ブルーフィッシュ60g イカカラー
(カラーテストサンプル) で大きなシイラをキャッチ。
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お腹から共食いされた40cmのシイラが出てきました。 |
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鈴木斉さん、タイラバで鯛をキャッチ!
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諦めかけていた9月18日
夕方4時30分頃に平岡さんが
凄い遠くのナブラを見つけて下さいました。
そのマグロの群れは70〜80kg位を主体としていました。
しかし、餌は小さくイワシのようでした。
マグロは固まらずに、分散して小型のベイトを
捕食していました。
捕食している餌は小さく、捕食場所へはルアーが簡単に届く
距離ではありませんでした。
その為、マグロが大きいので迷いましたが、
70〜80kg位なら獲れると判断して、
PE5号で60gのブルーフィッシュの
付いたタックルを選びました。
ブルーフィッシュ60gを7回ジャークした時に、飛び上がって
大きなマグロがヒットしました。
ナブラとは離れた船の近くで、完全に誘い出しで
ヒットしました。
そのマグロは、見えていたマグロのサイズよりも
大きく、凄く全長が長く見えました。
使用した試作ロッドは、そこそこパワーがあるロッドで
バットパワーは35lbくらいあります。
小型ルアーを遠投出来て、上手くアクションが出来るように
ティップがソフトです。
日本国でマグロなら70kg位を上限に考えた
試作ロッドでした。
レングスは8フィート3インチです。
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ヒットしたマグロは、推定100kgくらいですが、
潮が早い海峡では、通常よりももっと
大きなドラグ値にしないと主導権を握れないことに、
8時間ファイトをして分かりました。
マグラーズのベテランアングラーの方のお話で
「海峡に出て、最後まで自力で魚を寄せるファイトをして
100kgクラス以上のクロマグロを獲れた
アングラーは今まで誰ひとりとしていない」
とのことでした。
(電気ショッカー使用やルアーを飲み込んで
出血死したものを除く)
”海峡送り” と称される状況になると100kgクラスの
大型マグロを獲ることは非常に難しくなるとのことでした。
海峡という潮が非常に速く、水深が深いという
日本国でも他には少ない環境下での大型の
マグロ釣りに対して、多くの勉強をさせていただきました。
最後は、リーダーがマグロに巻いたらしく、
PEが魚に触れた為か、根ズレのような
感覚があった瞬間にPEラインが切れました。
深夜0時30分でした。 ファイト時間8時間5分
ラインブレイクした時のドラグ値が10kgでした。
推測ですが、ヒットして暫くは6〜8kg
その後8〜10kg位、一番強く絞めた時で12kg位だと
思います。
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多くの方に応援していただき、本当に
ありがとうございました。
また、たいへんご迷惑をお掛け致しました。
海峡は、大型船の航路になっていて、大変危険な
場所で、ファイトが長引いたり、夜になると
物凄く危ない場所でした。
航路を避けるために、太いPEを使い、船でマグロを
誘導して岸近くにファイトの場所を移さないとマグロは
獲れないうえに、事故の危険があることを認識しました。
海峡では、それらの理由で太いPE(8〜12号)を
使う必要があるとのことでした。
多くの応援していただきました方々、本当に
ありがとうございました。
(写真は、サポートをくださる 茂木さん イチローさん)
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今回、誘い出しでヒットした ブルーフィッシュ60g
受注製作でお受けさせていただいた
”マイワシカラー” (カラーテストサンプル) です。
写真下が、受注製作でお受けさせていただいた
イカカラーです。来春のイカがベイトの時に
凄く楽しみです。 |
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ブルーフィッシュ30g (プロトタイプ)
きちんとバランス取り出来て、狙いのアクションが
綺麗に出ました。
春先の超小型のイカがベイトの時に
日本海でワラサ ブリ
そして玄界灘のヒラマサに泣かされてきましたが、
これは強い武器になると思います。
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新しい試作ロッドです。
ザ・ブルーラグーン TBLシリーズのヘビー版の試作改良
Vです。8フィート1インチです。 |
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その後もほとんど毎日出船しました。
しかし、マグロは芳しくありませんでした。
一本釣りの漁師さんも皆無の釣果が続いているようです。
ここ近年で一番釣れないようです。
温暖化による異常な高水温や巻き網など人為的な要因が
関係していないことを祈ります。 |
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青森の海に立ち、約1ヶ月が経ちました。
毎日変化する海を見ていて、一日として同じ海は
ないことを感じました。
ベテラン船長がよく言われる
「海のことは予想も出来ないし、分からない」
と言われる理由が少しだけ分かった
ような気がしました。
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現地でたいへんお世話になりました片岡さん
本当にありがとうございました。
色々なたくさんの勉強をさせていただきました。
一ヶ月で片岡さんも私も疲れからか、
体重減少でやせやせになりました。
体重計に乗りましたら、60kgを切ろうかという
状態になっていました。
私は、9月27日の釣行で約一ヶ月に渡る青森釣行から
帰宅します。
そして10月6日よりアメリカ ボストン沖で
再びロッドとルアーのテストを行います。
帰国は10月22日です。
一切の妥協なく、頭に想い描く形を追求して
具現化していきます。
ルアーもロッドも、最高の仕上がりになったものを
夢追いアングラーの方々に是非、使っていただきたい。
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約一ヶ月に渡る釣行の最終日、
とても綺麗な夕焼けでした。
多くのお世話になりました皆様、
たいへんありがとうございました。
片岡さんは、私が帰った後も、津軽海峡で大型マグロを
狙って出港されます。
是非、100kgオーバーのクロマグロを仕留めて
欲しいです。
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