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現在、完成に向けて進めておりますポッピングロッド
CV(コーラルバイパー)シリーズのテストに奄美へ
行きました。
昨年から、”波に強く、釣れるγ” を目指して
実験を繰り返しております。
今回も、波に強いγの形とはどのようなものかを
調べる実験を行いました。
少しづつですが、それが分かりだしています。 |
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茂木さん 5投でヒット!
TBL80/30RF−SHPが曲がった!
笑いながらファイトです。
ヒットルアーは GT−γ120 ディアブロ
ブラウンカラーです。 |
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茂木さん 43kg 余裕でキャッチ
力に依存しない技のファイトを見させて頂きました。
魚との駆け引きが本当に上手くて、茂木さんの
ファイトを見ていた誰もがこんなに大きなGTが
上がって来るとは思っておりませんでした。
さすがというほかはない、ベテランらしい素晴らしい
ファイトでした。
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佳富美君ヒット!
腰を落として耐える。
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GT17kg
佳富美君のファイトは、茂木さんからもファイトは
上手いとお褒めのお言葉がありました。 |
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カニョ瀬
潮が流れ出すと、大きな潮波が立ちます。 |
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CV(コーラルバイパー)79/40が曲がった!
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続いて、佳富美君もヒット
そして、阿慈知さんもヒット
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コニケン CV(コーラルバイパー)79/40 (試作ロッド) +
HP(ハッスルポップ) 130gでキャッチ
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トリプルキャッチでした。 |
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CV(コーラルバイパー)79/40 が曲がった。
ロッドのアクション設定は難しい。
例えば、魚の甘露煮を作る時に、砂糖と醤油の
バランスがきちんとしていないと美味しくない。
砂糖が美味しいという理由から砂糖を多くしすぎると
甘くて食べられなくなります。逆に醤油を多くしすぎると
辛くて食べられません。味付けはトータルバランスが
大切です。
開発をしていて思うのですが、物事が上手くいっている
状態とは、バランスが取れた状態になっていることだと
感じます。
幾つかの要素の融合から成り立っているものは
その個々の要素を100%満たしたものは、たぶん
この世に存在しません。
「100%ある中身に対して、幾つかある要素をどれ位の
割合で割り振るか」 しか方法がないのです。
「どこかを立てれば、どこかが立たない」 ではなくて
「全てをまんべんなく立てる」 ことが重要になります。
CVシリーズは、柔軟性だけを特化させていません。
なぜなら、復元力がないと大きな魚が浮いてこない
からです。柔軟性と復元力のバランスが大事です。
CVシリーズは 「ポッパーは上手く動いて、かつ
魚はきちんと浮いてくる」 が具現化されていると思います。
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CV(コーラルバイパー)79/40 + HP130gでキャッチ
潮波が高いポイントでのポッパー操作が CVシリーズは
やりやすい。自由度がある動きのポッパーの特性が
このロッドの特性によって、もっと高められると感じます。 |
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TBL711/35 RF が曲がった!
新しいフレッシュなGTの群が入ったとのことで
ポッパーでもγでも反応がすこぶる良かったです。 |
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TBL711/35 RF + 実験中のルアーでキャッチ
実験中のルアーで、GT40kgが釣れましたが
私の経験上、このルアーを使っていて、GTの反応の
仕方などを見ていても、真に釣れる力をこのルアーから
感じません。
ルアーテストは、釣れたからOKではいけないのです。
「その条件だとどのようなルアーでも喰った」 と経験上から
思える時は、試作ルアーの実力で釣っていないのです。
写真の試作ルアーは相当、考えて作りました試作ルアー
ですが、現行γに及ぶ実力はないと
判断できます。
テスト段階から、ずば抜けて釣れたり、誰も釣れない
条件でも釣れたりする試作ルアーは、完成して製品に
させて頂いたときにもアングラーの方々から
良く釣れるルアーと言って下さいます。
最近、カーペンターでは新しいルアー (ルアーのサイズ違い
を除く) の発表がとてもスローなペースになっています。
テスト釣行の回数は以前より増えておりますが
相当思案して、試して、煮詰めてから製品として
リリースしておりますので、製品にするまでにとても
多くの時間を使っています。
ルアーの設計は難しい。
ルアーの遺伝子と比喩できる設計にいつも私は真剣です。
遺伝子 = 設計が、その後のルアーの運命や
それを使って下さった釣り人の運命も変えてしまう。
設計は、その物の性質を決定付ける根本になっています。
”設計間違いは恐ろしい” といつも肝に命じて
製品設計をしています。
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TBL711/35 RF + 試作ルアーで上がった
GT41kg |
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阿慈知さんにヒット!
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阿慈知さん GTキャッチ!
私が遠征でご一緒させて頂く方々は、大抵、私より
年齢が上の方が多いです。
人生の先輩方は私に色々なお話を聞かせて下さいます。
また、アドバイスも下さいます。
先輩方に遠征先で色々なお話を聞かせて頂くことが
楽しみになっています。
阿慈知さんとは、今回初めてお会いさせて頂きました。
ご一緒させて頂いて、とても楽しい時間を過すことが
出来ました。
ありがとうございました。
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茂木さん ジギングで大きなアカジン キャッチ!
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小西のTX62EXLFに何かヒット!
TXが絞り込まれた。 |
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福井さん 箱メガネで水中をチェック |
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上がってきたのは、20kg位のイソマグロでした。
TXはエキストラライトパワーですが、高いポテンシャルを
持っていると感じさせてくれました。
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TXシリーズで |
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佳富美君にヒット! |
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佳富美君 GTキャッチ
礼儀正しく、話をしていても気持ちが良い青年、佳富美君
釣りのセンスもとても良いので将来が楽しみです。 |
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茂木さん ジグでGTキャッチ |
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福井さん ヒット! |
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福井さん GTキャッチ!
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CV(コーラルバイパー)79/35 が曲がった! |
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CV(コーラルバイパー)79/35 + HP130g |
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CV(コーラルバイパー)79/35 が曲がった。
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CV(コーラルバイパー)79/35 + HP130g
カニョ瀬の潮波の中でもCV(コーラルバイパー)は
ポッパーの操作が楽に出来ます。
このロッドの特徴は、応答性の低下です。
あえて、応答性を悪くする事で、過敏な動きが
出ないようにしているのです。
スポーツカーが高い応答性を持つのに対して
ファミリーカーはあえて、過敏な挙動を生まないように
応答性を低くしています。
人間の神経の反応スピードには限りがあります。
その反応が追いつかない場合に ”操作困難” が
起こります。
CV(コーラルバイパー)はアクションのレスポンスを逆に
低下させることで、不規則に起こる潮波や高い波の時に
ルアーに過敏な動きが出ないようにして、ルアーの操作を
簡単にしています。
CV(コーラルバイパー)は、キャストフィーリングは
LGM(ラ・グランメール)シリーズのような
”シャキット感” はありません。
リフトパワーもずば抜けて強力でもありません。
しかし、CV(コーラルバイパー)は潮波や荒波時に
人間のアクション操作の反応スピードが追いつかない時に
助けになってくれると思います。
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佳富美君 ヒット |
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GTキャッチ |
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阿慈知さん ヒット!
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阿慈知さん GT28kg 自己記録おめでとうございます。
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コニケン 試作ポッパーでキャッチ
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ダブルヒットしました。 |
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ダブルキャッチ |
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CV79/35 でヒット
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イラブチャーにヒット |
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今回、条件が良くてポッパーでたくさん喰ってくれたので
CVシリーズの良いテストが出来ました。
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福井さん GTキャッチ
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福井さん 連続キャッチ
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TBL711/35 RF が曲がった。
佳富美君にγのアクションを実際に見せて欲しいと
言われて、久しぶりにGT−γを使いました。
動かしていて、製品になったルアーのフィーリングは
模索中の試作ルアーと違い、最高です。 |
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GT−γ160 ディアブロ |
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TBL711/35 RF + GT−γ160 でキャッチ
GT30kg
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BC80MRF (試作ロッド) + GT−γ90で
キハダ25kg キャッチ
BC80MRFは17〜18lbクラスです。
絞り込んで、ロッドの負荷テストを行いました。
ライトクラスのレギュラーファーストテーパーなので
無理は利かないアクションですが、バットまでパワーを
移行させて使えば、大きなリフト力を出してくれます。
高負荷テストでBC80MRFを使いましたが、このロッドは
どちらかといえば、遠征モデルではなく、近海の
シイラ 青物用と考えております。
ロッドの操作に慣れておられる方は、クロマグロや
キハダマグロで使う事は可能です。
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BC80MRF (試作ロッド) でキャッチ
BC80MRFも良い感じです。
実際に青物釣り場でアクションのフィーリングを
確かめて、青物フリークの方のご意見を聞かせて
頂きながら製品として進めていきます。 |
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レイジードッグでカスミアジ
このルアーはシャローで強く、たくさんGTがテストで
ヒットしているのですが、珊瑚に潜られて
根ズレして、大きな魚の写真が撮れていません。
しかし、シャローではγよりもヒット率が高い時が
テスト釣行でも何度もありました。
レイジードッグは色々な条件をカバーする為に必要な
ルアーだと考えます。
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CVシリーズは、TBL79というネームでテストを行って
きました。
LGM SP(スーパーポッピング)シリーズとは
別コンセプトのポッピングロッドです。
ロッドの特性を生かして ”釣れるポッピング” を
目指します。 |
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今回も福井さん 皆様 大変ありがとうございました。 |
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