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The fishing for the product test
テスト釣行レポート


 ■テスト釣行レポート■



 Blue Fin Tuna (Nagasaki) June 24th, 2007

 ●場所 長崎県 七里ヶ瀬
 ●日時 2007年 6月24日〜7月2日
 ●ターゲットフィッシュ クロマグロ
 ●テスト内容 TBL80/24RF


 今回もカーペンターテスターの野瀬さんが予約されて
 いた釣行に田原さんと私が混ぜて頂きました。

 TBLシリーズで昨年からテストを繰り返しております
 TBL80/20RFの長くて若干パワーがあるバージョンの
 テストを行いました。

 TBLの調子で22ポンド、8フィート4インチとしました。

 汎用モデルで、30〜100gまでのルアーが使用出来ます。
 遠投もそこそこ効くのでトビウオパターンでも使えます。

 具体的な使用ルアーは、鮪郎100をMAXとして
 BC−γ90 BC−γ75 (テスト中) BC−γ60
 LS30−130〜LS65−175

 和歌山県のクロマグロ 大島のクロマグロなど
 20〜50kgクラスに使えるモデルです。

 OMA92やHL−TN87ではタックルが大きいから
 もう少しライト感覚で使えるツナロッドが欲しいとの
 ご要望で作りました。

 七里ヶ瀬では、大勢の乗り合いの時でも、長すぎず
 短すぎずで、取り回しも良く、かつ、遠投が効く長さです。

 久米島 トカラ列島 イナンバのキハダマグロにも
 使い良いと思います。

 

 頑張ります!

 ナブラがない時間帯は、シイラのルアーのバランス取りや
 BC511MF(フィネス)のガイドセッティングを行いました。

 昨年よりテストを続けてきた新しいポッパー

 完成に向かって進んでおります。

 現行のBC50の特性を進化させたポッパーです。 

 対象魚は、シイラ 青物 キハダマグロなどです。

 フローティングとシンキングがあります。
 シンキングは、水中でγのようなボディーのフレを
 出しながら泳ぎます。

 テストでヒット率が高く感じます。

 間もなく、完成する予定です。

 BC511MF(フィネス)のガイドテスト

 PE3号も使う事が出来るガイドセッティングです。
 フィネスでもピーキー過ぎない特性にガイドセッティングを
 変えております。

 BC511MF(フィネス)もブランクの素性を生かした
 いい感じになっています。

 これでいこうと考えております。
 フィネスについてお問い合わせ頂いておりました方々
 大変お待たせしました。

 残り、BC73MLRのフィネスだけがガイド変更が
 未だです。時間を見つけてテストを行います。

 

 BC511M(フィネス)のトルクで直ぐに寄って来た。

 New BCポッパー フローティングでキャッチ 

 七里ヶ瀬のシイラ
 

 Mさんにヒットしましたが、Mさん体調が悪く
 直ぐに野瀬さんに交代しました。

 相当強いドラグテンションでファイト中

 OMA92 結構曲がっています。

 次は田原さん ファイト

 私もファイトして、なんと、船長までファイトして
 上がりました。

 皆、へろへろ・・・・

 ドラグテンションが恐ろしい位掛かっていました・・・・

 多分、誰も持っていられない脅威のドラグテンションです(笑) 

 Mさんはベイトが小さかったのでLS30−130
 白アワビ貼りを使用 しかし、魚が大きかったので
 フックはリアに1個のみ

 臨機応変に対応した結果が良かったです。

 OMA92 M氏オリジナルカスタム + LS30−130で
 上がった 74kgのクロマグロ

 サバのナブラがあったので、LS40−145(プロト)を
 投げて、イワシナブラの時と同様の食わせの誘いを
 入れたら簡単に喰いました。

 TBL84/22 RF (テストロッド)です。

 5kg位の自分が耐えられるドラグでプレッシャーを
 掛けます。

 私は力が無いので、自分が耐えられるドラグ値以上に
 ドラグを上げません(上げる事が出来ません)

 しかし、休みなく ”真綿で首を絞めるが如く” 大変しぶとく
 プレッシャーを掛け続けます。

 ファイトのコツとして、魚がどの位の力を持っているか
 分からない場合は少し試しを入れます。
 こちらが力を入れれば、魚も力を入れてきます。

 魚の力を確認して相手が自分より強いと判断した
 場合は、一旦冷静になって引き下がります。
 ”この冷静になって引き下がること” が大変重要です。
 ”冷静になってこちらが引き下がること” でこちらの本当の
 力を魚に悟られないですむのです。

 自分の力が相手に及ばない場合は、”そのとき勝負” を
 すると負けてしまいます。
 相手が大きなクロマグロの時は
 特に ”その時勝負” をしては勝てません。
 相手の技量を分からずに、生半可に力を
 入れると、体力を一気に奪われます。

 このケースでアングラーが負けていくのです。
 私も海の大物釣りを始めた頃はそうでした。

 ファイトのキモはずっと魚の力を確認しながら
 急激なプレッシャーは与えずに相手を安心させておきながら
 長時間に渡り ”真綿で首を絞めるが如く” 
 プレッシャーを掛け続けます。

 たった5kgのドラグですが、ドラグ力とは別に
 ロッドを使ったプレッシャーを掛け続けるのです。

 少しじれったいやり方ですが、”終わりよければ全て良し” 
 で最後にアングラーが勝てば良いと思っています、
 途中のファイトは、力が緩く、のろのろやっているように
 見えますが、マイ ペースでよいと思っています。

 大きな魚を獲るには、短期決戦は難しいです。
 相手が大きければ大きいほどそれは顕著になります。

 少ない力でも長い時間に渡り力を掛け続ければ
 総合的には、相手を倒す大きな力になっているのです。

 マグロが弱った時に、呼吸が苦しくなって首を振り出したり
 徐々に浮き出してアングラーとの距離が近づいてきます。

 魚が弱ったサインを出したら、少しづつ、すこしづつ
 自分の体力が保てる程度でプレッシャーを大きくします。

 しかし、相手が弱ったと思って一気に勝負を仕掛けると
 駄目です。マグロの場合、弱ってない場合が多々
 あるからです。反撃されるキッカケを与えてしまいます。

 ずっと相手の力を確認しながら、”真綿で首を絞めるが如く” 
 プレッシャーを掛け続けます。
 最後まで船に魚が上がるまで冷静にマイペースで勝負する。

 ロッドは、耐衝撃性を備えつつ、魚へのプレッシャーを
 作り出す適度な反発力が大切です。
 この2つの相反要素をテストで融合しているのです。

 このファイトスタイルと適正なロッドを身につけてから
 魚にまだ、負けたことはありません。

 経験から見出したファイトスタイルと道具です。

 ファイトスタイルは人それぞれ、様々です。

 力がないので大物釣りは向いていないと諦めて
 おられる方に、この話が何かヒントになれば嬉しいです。



 LS40−145(プロト)<まだ市販品になっておりません>で
 釣れた73kgのクロマグロ

 30分位でキャッチ

 船長 皆さん 有難うございました。

 昨年からテスト 調整をしてきました TBLが
 製品にしてもよいと思えるまでになりました。

 名前は 「TBL84/22 RF」 です。

 OMA92 HL−TN87までパワーを必要としない
 クロマグロ キハダマグロに大変お勧めです。

 ブランクは大変折れにくく、不意の大物マグロにも
 負けることがないと思います。

 来年の春ごろからリリース予定をしております。


 夕方、素晴らしいナブラを発見

 田原さんとコニケン ダブルヒットしました。

 田原さんと走った方向が逆で、コニケン、リールのラインを
 全て出されそうになったのでスプールを押さえて自爆
 しました。

 田原さんのファイト

 OMA92がいい感じで曲がっています。

 銛が入った!

 思い出の田原さんのLS65−175 イワシカラー

 田原さん クロマグロ 82kgをキャッチ

 おめでとうございます!!

 田代船長 皆様 今回もありがとうございました!



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