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   Sail fish Malaysia   September 3th, 2006

●場所 マレーシア  ロンピン
●日時 2005年 9月3日〜9月9日
●ターゲットフィッシュ セイルフィッシュ
●テスト目的 セイルフィッシュのルアーと針の実験


 カーペンターの代理店をやって頂いている
 シンガポールのアングラーズ ハットさんに行きました。



 リチャード社長の弟さんが新しく社員で
 入られていた。



 輸出されたカーペンターロッドが故障した時に
 海外での修理をお願いさせて頂いた方にもお会いしました。



 カーペンターの製品テストのお願いをさせて
 頂いております川地さん

 いつも、素晴らしいアイデアを頂いております。



 シンガポールのカーペンターファンのボビーさんも
 駆けつけて下さいました。

 日本の針メーカーの海外営業のM氏も

 一緒にお食事を



 リチャード社長がロンピンへ直接連れて行って
 下さいました。



 シンガポールとマレーシアの国境の橋

 対岸はマレーシア ジョホール バル市 という町です。



 簡単な入国審査があります。



 カーペンターを取扱って頂いております
 ジョホール バルの釣具店 フィッシング ラインさんに
 挨拶に行きました。 



 椰子の林が続く道を延々と北上します。

 シンガポールからロンピンまで250kmと言っておられまいた。
 休憩を入れると5時間はみておいたほうが良いです。

 無理な追い越しで事故だらけです。
 東南アジアの道は怖いです。



 大量に針を買い込み色々実験しました。



 初日の針は昨年釣れた方法で行いました。



 GTとGT−γ クマノミカラーの ・・・・・・



 リチャード社長の背中は、お魚さんだらけでした・・・・・・

 GT−γを見て、私は凄く嬉しかったです。

 社長曰く、『日本の釣り人がや○ざと思わないかなぁ』 と
 心配していました。

 リチャード社長は、crazy angler です!



 ルアー釣りと同時にロッドの強度テストを行いました。

 テストロッドは小型ルアー用の BC62EXLF(仮称) です。

 ロッドテストは、餌を付けた泳がせ釣りをしました。



 BC62EXLF(仮称) で獲れたセイルフィッシュ

 想像を超えたポテンシャルです。



 BC62EXLF(仮称)で



 BC62EXLF(仮称) 想像を超えた恐ろしい
 破壊限界性能です。



 川地さん ルアーでキャッチ

 アシストフック装着のBC−γ60でセイルフィッシュ キャッチ



 リチャード社長 BC62EXLF(仮称) をフルベント



 『very strong』 とリチャード社長



 ジャンプするセイルフィッシュ



 大暴れ



 相当なパワーファイトでキャッチの社長

 ボートのキャプテンにも試してもらいましたが
 これは、まずいという角度でもロッドは折れることなく
 高負荷で耐え抜きました。

 BC62EXLF(仮称) 今までの常識を超えた 
 高い破壊限界を持ったロッドが完成しました。
 シイラの大型サイズであってもきちんと獲れる
 シャープなフィーリングの超ウルトラ ライトロッドです。

 ソルトウォーター フレッシュウォーターを問わず
 使える 『大変面白い超ウルトラ ライトロッド』 です。

 名前ネームは決定ではありません。
 2007年のニューモデルとして進めます。



 一日目は、BC62EXLF(仮称)の破壊限界の高さを
 確かめる為のテストを行いました。

 ルアーではバイトはそこそこ、ありましたが
 きちんとフッキング出来ませんでした。

 夜に川地さんと再び、色々仕掛けを考えました。

 2日目の釣行で写真の針をBC−γに付けて
 試すことにしました。



 2日目は、BCシリーズのベイトロッドでセイルフィッシュでの
 フィーリングをみました。

 ベイトタックルでのセイルフィッシュ釣りは
 アメリカ人が好きなようです。



 川地さん TBL80/20RF + BC−γ60でキャッチ

 針はトレブルフックを使った新しいフックシステムです。



 ファイト中に、ピースはいけませんね。
 真面目にファイトしないと・・・・・



 セイルフィッシュの口をがっちり捕らえています。

 BC−γ60 針はシングルフックを2つ使った
 新しいフックシステムです。



 BC66MR + BC−γ60 



 BC−γ60 セイルフィッシュに大変良い反応でした。



 二人で試行錯誤しました。



 上が川地さんが試された方法

 下がコニケンが試した方法です。

 どちらもフッキング率は互角でした。
 キャッチ率は下が良かったです。

 上の利点は、『シングルフックがない時に即席で作れる』 と
 川地さんが言われていました。



 昨年から感じていた事ですが、セイルフィッシュの
 堅い口を貫く事が出来る最低限のパワーロッドが
 必要だと感じています。
 BCシリーズでは、BC66MRがミニマムのように感じました。

 写真のセイルフィッシュは BC63LR + BC−γ60で
 釣れましたが、フッキングパワーが弱いので
 その前に沢山フッキング出来ない魚がいました。



 かなりの大物に針を曲げられて逃げられました。
 ラインが出れば出るほどドラグ力が増すので
 ラインが出たら、それに合わせてドラグノブを緩めて
 ドラグ力を適正にする必要を感じました。 



 BC66MR + BC−γ60 でキャッチの
 船長推定 50kg です。

 キャプテンがルアーキャスティングでこの船で
 今まで上がった中では最大級と言っておられました。



 このセイルフィッシュとても幅が広いです。

 しかし、重量は測っていないので正確には ??? です。



 BC74ULRでリチャード社長 キャッチ

 餌釣りは、イージーです。

 餌釣りだけしていたら、50匹以上釣れていたと
 リチャード社長が言っていました。



 BC74ULRでリチャード社長 キャッチ



 餌釣りの魚は途中から船べりリリースしました。



 2日目、港に戻るとクワラルンプールから
 清水さんが来て下さっておられました。

 カーペンター製品について何度か、メールを頂いており
 今回、初めてお会いしました。



 夕食



 3日目、出港



 清水さん イカキャッチ!



 まずは、セイルフィッシュの時合いまでイカ釣りをしました。

 とても良く釣れていたので、私にも釣れるかも・・・と思って
 竿を握りましたが、コニケンはボーズでした。

 良く似たような事をしていても 『釣れる』 『釣れない』という
 結果が出ます。

 イカ釣りに必要な基本的な何かが私には足りなかったのだと
 思いました。



 3日目は、BC73MLR + BC−γ60を使いました。

 パワーはライトですが、ロッドが上手く溜まって
 合わせがとても簡単です。

 短いロッドを主体にセイルフィッシュを釣っていましたが
 少し長めの方が慣れていない場合は簡単でした。

 中々、フッキングしない中で、今までの方法よりも
 フッキング率の高い針の仕掛けが見つかって
 嬉しくてコニケンの活性がとても上がって
 ピースばかりしており、すみません。
 今の活性なら、魚なら直ぐに釣られてしまいそうです(笑)



 BC73MLR 船べりに寄ってからも長いので
 船べりをかわしやすいです。



 BC73MLR + BC−γ60でキャッチ

 新しい針の仕掛けは、『狙って獲れるセイルフィッシュ釣り』 が
 出来るように感じました。

 新しい針の実験や無理にライトロッドでフッキングの具合を
 試すといった事をやっていたので、100パーセント釣果に
 繋がっていませんが、3日間でルアーキャスティングで9匹の
 セイルフィッシュが獲れました。

 餌釣りを入れると、22匹釣れました。



 川地さん TBL80/20RF + BC−γ60 でキャッチ

 川地さん 曰く 『始めてセイルフィッシュをする方には
 短いライトロッドよりも TBL80/20RF 位のフッキング
 パワーがあるロッドをお勧めする方が良いのではないか』 と
 言われていました。

 まず、セイルフィッシュを1本釣る事を考えるなら
 TBL80/20 RF は とても良いと思います。

 釣り自体に慣れてきたら、ファイトが面白い BC66MRや
 BC73MLRがお勧めです。



 釣りを終えて ロンピンの港にて



 ロンピンにある巨大なマーリン



 ロンピンの釣りを終えて シンガポールへ戻って
 来ました。



 漢人さんご夫妻がシンガポールの釣堀に
 遊びに来て下さいました。

 海外赴任されている日本人の方々が世界には
 沢山おられます。
 言葉も違えば、文化も違う中で頑張っておられます。
 皆さん凄いバイタリティーだと思いました。

 ”自分も頑張らなければ” と勇気付けられます。 



 BC−UL や BC62EXLF(仮称) を使用



 魚が入れ替わっていないとすれば
 2006年3月に来た時よりもGTが成長して大きくなっていた。

 ライブベイト デルタ でヒット!
 ライブリーサーディンなどで釣れました。

 スレていない釣堀なので、ルアーは何でもOKです。

 でも、一旦、スレると大変難しいです。

 そうなると、釣堀のオーナーが生餌を撒いて活性を
 上げてくれます(笑)



 漢人さん ヒット



 漢人さん GTキャッチ



 リチャード社長 ライブベイト デルタ の試作で
 グルーパーキャッチ



 ライブベイト α サーフェイスジャーク でバラマンディー
 キャッチ

 ライブリーサーディンの試作でも釣れました。
 多分、スレていない釣堀なのでルアーは
 何でも釣れると思います。



 漢人さんとの夕食



 セイルフィッシュのタックル 仕掛け 釣り方などが少しだけ
 分かりかけてきました。

 現在、大変忙しいので詳しい事は、また、機会を見つけて
 説明をさせて頂きます。

 要点だけをご説明させて頂きます。

 初めてトライされる方はフッキングパワーが出しやすく
 タメが利く 7.5〜8フィートのロッドがお勧めです。
 TBL80/20 RF BC78H−GM BC75MHなどです。
 慣れれば、ライトタックルやショートロッドもOKです。
 BC66MR BC73MLR BC66MHR−SHPが
 お勧めです。

 ラインはPE3〜4号が良いと思います。
 リーダーは、PE3号の場合は70Lbが良いと思います。
 PE4号の場合は80〜100Lbが3ヒロ(約4.5m位)
 70ポンド以下ですと尻鰭でリーダーが切れる事が
 あります。

 その先端に、最低60cm以上の170〜200ポンドの
 硬めのナイロンリーダーを付けます。
 60cm以下ですと、今回ラインブレイクがありました。

 ナイロンリーダー130ポンドは過去にセイルフィッシュのビルで
 磨耗してラインブレイクがあります。170〜200ポンドでも
 場合によると磨耗切れがあるかもしれません。

 リールはラインが250m〜300m巻ける物が安心です。
 ほとんどファーストランは100m以内でしたが
 一度、200mラインを出したセイルフィッシュもいました。

 ルアーは、活性があれば、多分、何でもOKだと思いますが
 強烈に活性が上がるのは1日で30分もありませんでした。
 活性がない時間もコンスタントにバイトがあったのが
 『BC−γ60g』 でした。
 勿論、活性がある時も釣れるので、釣果に繋がるのは
 『BC−γ60g』 だと感じました。

 昨年、シーフロッグが良いと感じましたが
 新しく考案した針が大きく重いのでルアーが
 沈んでしまうので初日少しだけしか使いませんでした。
 川地さんが初日、シーフロッグで掛けられました。
 今年はベタ凪でした。
 昨年の様に海が荒れているとポッパーが良い場合が
 考えられます。
 新しく考案した針に合う浮力のシーフロッグを
 セイルフィッシュ用に作る予定です。

 何故か理由は分かりませんが LB α UW や
 ライブリーサーディン系は駄目でした。

 ドラグは、PE3号が初期設定3kg PE4号が初期設定4kg
 がベストです。ファイト中は、ドラグを締めないことが肝です。
 ラインが70m位出たらドラグが強くならないように
 ドラグノブを徐々に緩めます。常に初期設定位のドラグを
 キープする事が確実なキャッチに繋がりました。

 おおよそは、このような形ですが、ラインの号数や長さは
 絶対切れない値ではありません。
 実験の結果、ほぼ、大丈夫という値です。

 トータルバランスを考えると、このような物が良いと感じました。

 針はネムリが浅いシングルフックを背中同士ひっけて
 PEで巻いてエポキシボンドで固めました。
 使用のフックは、リチャード社長の店で買ったUSオーナーで
 作られているシングルフックです。
 針の材質はステンレスは直ぐに曲がって駄目です。
 焼き入れしてある鋼材が良いです。

 今までシングルフックが主流とされてきた
 セイルフィッシュですが、この方法よりも良い結果が
 得られた方法が見つかりました。
 ずっと、川地さんと試行錯誤の釣りでした。
 少しだけですが、セイルフィッシュの釣り方が
 進歩したように感じました。

 



 今回、お世話になりました リチャード社長と
 カーペンターテスターの川地さん

 有難うございました。