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The fishing for the product test
テスト釣行レポート


 ■テスト釣行レポート■



 GT (Seychelles )  December 8 2006

 ●場所 セイシェル共和国
 ●日時 2006年 12月8日
 ●ターゲットフィッシュ GT
 ●テスト内容 TX62EXLF LR90−ICBM SP80M NewコンセプトGTルアー


 ※写真は、茂木陽一さんと小西の物です。


 セイシェル マヘ島のハーバーから出港
 

 今回のテスト目的のロッドは、TX62EXLFのノーマルガイド
 セッティング LR90−ICBM SP80M TBL86/20
 BC74XHS−SHP etc.を持ち込みました。

 日程は8日間でしたが、実際にきちんと釣り場で時間が
 あったのは、2日間でした。

 メインの島から西へ200km行った所にある環礁を
 狙いました。船の速力が7ノットくらいしか出ていないので
 20時間以上掛かりました。

 テストの時間がないので、焦りましたが、魚影が大変濃く
 ロッドのテストとしては、大変良いテストが出来ました。
 

 手付かずの環礁は大変、魚影が濃く、美しい所でした。
 

 TX62EXLF + BC15 にナンヨウカイワリがヒット

 船に付いたナンヨウカイワリがシイラの群れの様な
 状態でした。
 

 TX62EXLF + 小型試作シイラルアー に アオチビキが
 ヒットしました。
 

 TX62EXLFには、PE2号以下 + 30g以内のルアーが
 フィーリングが良かったです。
 

 繊細さもあるので、ワーミングもOKです。

 TXは大型魚も獲れて小型魚でも遊べるロッドです。
 

 フエフキダイの一種がワーミングでヒット
 

 児島さん すぐにGTキャッチ!
 

 試作ロッド SP80M + ハッスルポップ130
 

 最初の環礁は、砂と海藻の環礁でした。
 

 ハッスルポップ HP130でバラフエダイ
 

 HP130にイソマグロも出た。
 

 TX(トリクスター) 小型ルアー(20g位) を使ったリーフの
 フィッシュイーターにもバットまで曲げこんだファイトで
 応酬が利く。
 

 SP80M + HP130 でファイト

 セイシェルは、キャスティングゲームでは手付かずの
 ようです。
 

 シンドゥー船長と
 

 岡田さん キャッチ
 

 底にへばりついて全く動かなくなったので
 相当デカイと思いました。

 試作ロッド TBL86/20 RFです。
 

 TBL86/20 RF はGT-γをスーパーロングジャークが
 出来るロッドとして開発を進めています。

 また、マグロのナブラの遠投モデルとしても良いです。
 

 大型魚かと思いましたが、上がってきたら小さかったです。

 理由は、下に見える海藻にグルグル巻きになって
 いたようです。

 GTフィッツシングでウィードに絡まれたのは初めてです。

 ウィードが砂の上に凄く生えている今まで見た事が
 無い環礁の形態をしていました。
 

 試作ルアー レイジードッグでキャッチ

 レイジードッグですが、4年位前に花瓶のような形の
 ルアーから始まって、かなり釣れる面白いルアーに
 なってきました。

 国内のテストでも釣れています。
 完全に頭で考えているアクションになれば期待できそうです。
 

 HP130 (ハッスルポップ) で岡田さん カスミアジキャッチ
 

 ブルーフィントレバリー
 

 試作ロッド TBL86/20 RFが曲がった!
 

 繊細なティップを持ちつつ、大型魚に対してへこたれない
 バットを持つ。各セクションの繋ぎは大変スムーズです。

 しかし、若干、支点の位置を見直す必要があるようです。
 ロッドは理想の状態に近づきつつあります。
 

 キハダマグロでした。
 

 レイジードッグでヒットしました。
 

 TBL86/20 RF + レイジードッグ(試作ルアー)で
 キャッチ!
 

 45kg位のキハダマグロ
 

 テストルアー レイジードッグ

 頭に描いている動きまで、あと一歩のところです。

 完成出来る日は近いと思います。

 2007年 春の国内GTで詰めてテストを行います。

 

 SP80M(試作ロッド) + HP130に来ました。
 

 ハッスルポップ130gに来たイソマグロ
 

 岡田さんにヒット! LR89LCが曲がった。
 

 岡田さんもハッスルポップでイソマグロ キャッチ!
 

 ボーンフィッシュチームが母船に戻って来られた。

 ボーンフィッシュ釣りが、どのような釣りなのか、一度
 やってみたかったです。しかし、コニケンは、現場での
 日数が短いのでロッドテストに必死でした。

 のんびりとボーンフィッシュをする事が出来る身分に
 なってみたいですね。

 残念ながら、ボーンフィッシュのパラダイスに来ていながら
 全く竿を振ることは出来ませんでした。

 

 TX トリクスターをワーミングで使った時のフィーリングを
 確かめています。

 TXは高弾性のバスロッドと比べると、全く繊細と言えない
 レベルですが、高い破壊限界強度は群を抜いています。

 ソルトウォーターや大型淡水魚の使用を考えた使い方
 例えば、5〜10kgクラスのフィッシュイーターのワーミング用
 としては大変折れにくいので良いかもしれません。
 
 

 グイグイ、パワーを掛けたファイトで上がってきた
 バラフエダイ

 TX62EXLFは根が激しい所でのソルトウォーター
 ワーミングにも使えそうです。
 

 児島さんはコバンアジをキャッチ
 

 夕食
 

 ボーン組は楽しそうです。
 

 岡田さん マダラハタ キャッチ
 

 LR90−ICBM + フランスパン145にヒット

 ファーストリトリーブのペンシルに飛び上がって
 バイトしました。

 セイシェルは、たぶん、手付かずのGTの楽園のようです。
 

 SP80M + ハッスルポップ130でヒットしました。

 SP80Mは、GT−γを動かしやすいように
 SP79Mよりもティップセクションを長くしました。
 また、バットセクションも調整がされています。

 SP80Mはティップセクションの応答性を
 若干マイルドにした事で、荒波時のポッピング操作に対して
 今までよりも、”おおらかな操作” でもポッパーが
 跳ねにくいです。

 SP80Mの本質であります ”スポーツ性能” はそのままに
 難しかった部分の制御がしやすくなったと言えます。 
 

 国内GTで大変良かったポッピングアクションを
 セイシェルで試したら、スレていないGTでも大変有効でした。

 二人のアングラーが同じポイントでハッスルポップを
 使った時に、アクションの違いでヒット率に大きな差が
 出ました。

 この良く釣れるアクションは、ポッパーの揺らぎで
 バイトを誘発する考え方とは別の方法です。

 2007年の春に国内GTで試します。このアクションが
 間違いがない事が分かりましたら紹介させて頂きます。

 

 平水 (凪) のポッピング時には、SP80Mは
 大変使い易かったです。

 しかし、このロッド一本のみでは対応が困難な状況が
 あります。

 その場面は、三角波のポイントでのポッピングです。
 グチャグチャに崩れた波の中でのポッパー操作は
 大変難しいです。

 このポイントではロッドの特性を変える必要があります。
 TBL(ザ・ブルーラグーン)の特性のポッピングロッドです。

 操作が難しい状況に対して、”道具を変えて対応する”
 これが一番、効率が良く釣れる事に繋がります。

 車のタイヤに例えると、ハイウェイ用のタイヤでは
 どんなにドライビングテクニックを持ったドライバーでも
 雪道は運転が困難です。
 少し運転に慣れただけのドライバーがスノータイヤを
 付けた状態には勝てないと思います。
 (条件が厳しくなれば、その傾向はもっと高まります)

 ”その条件に対して全てが的確である事” これが釣果を
 上げる上で大変重要です。

 条件による使い分けが理解できて、それを実行出来れば
 ベテラン 初心者という垣根は取り払われると思います。
 今後、もっとわかり易い 『GTゲーム』 を前提に
 製品開発を進めさせて頂きます。

 きちんと要点を押さえれば、誰でもGTを釣る事は出来ます。

 TBL特性のロッドですが、使って気持ちが良いかと
 言えば、そうではありません。
 キャスト時のシャキット感は少なく、レスポンスも
 良くありません。しかし、波が高くルアー操作が
 難しい状況でもイージーにルアー操作が出来ます。
 結果、釣れるアクションが誰にも出しやすいので
 釣果に繋がります。

 TBL特性のポッピングロッドも、試作してテストを
 開始しました。

 セイシェルにもこの試作ロッドを持って行っていました。
 穏やかな海面だったので、このロッドの意図する条件に
 合わないので、今回はこのロッドを振りませんでした。

 この条件には、鋭いルアー操作がやり易い、SP80Mが
 私は好きです。

 TBL特性のポッピングロッドは、2007年 春に国内の
 GTポイントで試します。

 試作名は TBL79/38(サンパチ) です。

 荒波の状況で ”釣果を追求” したロッドとしての
 位置付けです。

 

 SP80M + HP130でキャッチ

 SP80Mは、ポッパーをグイグイ前へ引いてくれる
 生きたアクションが出しやすいです。

 SP80Mは使っていて、気持ちが良いロッドです。
 キャストぶれなし ルアー操作の応答性が良い
 グイグイ魚がリフト出来る。

 SP80Mは、SP79Mの派生型です。
 大変良い感じに仕上がりました。

 SP79Mのフィーリンが好きなアングラーの方には
 もっと、使い易くなっていると感じてくださると思います。

 2006年モデルまでありました、SP711Mは、SP80Mの
 完成により統合させて頂きます。

 
 

 国内GT釣行時に発見したアクションは、セイシェルでも
 大変良く釣れるアクションでした。

 『GT−γ』 と 『ハッスルポップ』 と 『フランスパン』を
 状況によって使い分ける事で、潮裏のポイント以外は
 延々とヒットしました。

 写真を撮っていませんが、バラフエダイ バラクーダー
 アオチビキ グルーパーを合わせた数はGTの3倍以上
 釣れました。 
 

 昼食後、少しだけタックルをTX トリクスターに
 持ち替えました。

 GT釣りに疲れた時、体を休める釣りの時にTXは
 良さそうです。 
 

 TX + ブルーイール30でスマガツオがきました。
 

 カスミアジがブルーイールに飛び上がってバイトしました。
 

 リーフのキャスティングゲームにTX、とても使い良いです。

 大物がヒットしても、高い破壊限界強度で安心した
 ファイトが出来ます。
 

 TX62EXLF ガイドはラインの太さに対して汎用性が
 高いモデルです。

 逆風 下投げ 重さの違うルアー 比重の違うルアーを
 組み合わせてTX62EXLFで投げました。

 ライントラブルは、ゼロでした。

 カーペンターの全てのロッドのガイドセッティングを
 ライントラブルが起こり難いセッティングに変更しました。

 ベイトキャスティングリールで例えると、ブレーキを
 強めて投げている状態のガイドセッティングです。

 このガイドセッティングは最後の飛距離の伸びは
 なくなりますが、ブレーキが効いているのでバックラッシュが
 少なくなります。

 限界飛距離は落ちても、確実なキャストに主眼を置きました。 
 

 少し活性が落ちた時間帯は、GT−γが良かったです。

 その状況に合うルアーを投入できれば、釣果に
 繋がります。
 

 LR90−ICBM + GT−γ160 でキャッチ

 LR90−ICBMは、GT−γ160に対して使い易いアクション
 でした。

 
 

 GT−γ160 ブリモドキでキャッチ

 上から写真を写すとGTが小さく見えてしまいます。
 

 γモードに突入しました。

 この時間帯の、このポイントはダントツでGT−γが
 良く釣れました。
 

 GT−γ 手付かずのGTポイントでも活性が下がった時に
 効果がありました。
 

 LR90−ICBM + GT−γ160 でキャッチ
 

 セイシェルは、最後のGTの楽園かもしれません。
 

 岡田さんの力強いファイト
 

 アオチビキ 
 

 マダラハタ 
 

 グロテスクですが、美味しいです。
 

 岡田さん ヒット

 LR89−LC + GT−γ120 
 

 岡田さんは、ガンママスターです。
 

 今回、最大のGTがGT−γ160にヒットしました。 
 

 GTは35kg位ありましたが、上からの撮影とGTから
 離れて撮影されているので、小さく見えてしまいます。
 

 LR90−ICBM

 カーペンターテスター 田原氏のリクエストの超遠投ロッド
 LR90−ICBMが完成しました。

 LR90−ICBMは、LR89−LCのティップを伸ばして
 リアグリップを延長したモデルです。

 ICBMは、大陸間弾道ミサイル intercontinental ballistic
 missile の略語です。

 力があれば、恐ろしい飛距離です。
 今回のような、大型ボートやヨットでの釣りは、リーフへ
 近づけないです。この場合に遠投が有利になります。
 向かい風でもルアーが大変良く飛びます。

 でも、ロッドを振り切れる力が無ければ、ロッドの
 ポテンシャルを生かせません。
 ロッドを機能させる力があるアングラーの方なら
 このロッドの価値を見出して下さると思います。

 遠投をしたいが、力が無い方は、LR88がお勧めです。

 

 少しジギングもやりました。

 ビールダー要さん ヒット!
 

 要さん 入れ食いです。
 

 私はTXで適正ジグウェイトを確認しました。

 水深50〜70mで潮が緩ければ、ジグ50〜80gが
 良いと思います。
 

 TXはアップロックです。

 TXは力を入れたファイトが出来るようにフロントグリップは
 こぶしと同じ長さにしてあります。

 大物が掛かった時に大変有利です。
 

 児島さん ジグでグルーパーキャッチ
 

 TXのジギングで釣れた アオチビキ

 この釣行で実際にきちんと釣りが出来たのが2日間でした。

 しかし、大変魚が豊富で、良いロッドのテストが出来ました。

 今回 『TX62EXLF』 『SP80M』 『LR90−ICBM』 が
 完成しました。

 どのロッドも、しっかりしたコンセプトの元に、それがきちんと
 具現化されていると思います。

 カーペンターファンの方の夢を作ってくれるロッドに
 なってくれれば嬉しいです。

 このようなロッドが欲しいというリクエストがありましたら
 製品開発の小西健滋までリクエストをお送り下さい。

 コンセプトが明確で必要性が大きければ、作らせて
 頂きます。
 

 セイシェルのGT

 魚の状態は初期のモルジブのようです。
 大変魚影は濃いと思います。

 島や環礁は沢山あります。
 今回行った環礁の特徴は、砂が多いと感じます。
 その為、根ズレは無かったです。

 ライトタックル志向のGTアングラーの方や
 女性GTアングラーの方も穏やかな条件で釣りが
 出来そうです。

 船はヨットでしたので、速力は出ません。
 のんびりしたGTフィッシングが好きな方には
 最高の場所ではないでしょうか。

 
 

 今回のセイシェルは茂木陽一さんが企画された
 釣りツアーでした。
 興味がある方は、茂木さんに聞いてみられてください。

 世界には、まだ、このようなGTの楽園が残っていたのには
 驚きました。

 茂木さん 皆様、有難うございました。

 



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