GT in AMAMI JAPAN    June 2th, 2005

●場所 鹿児島県 奄美大島
●日時 2005年 6月2日〜6月5日
●ターゲットフィッシュ GT

●テスト目的 STR150 実験用ポッパー LR87 8ガイドモデル

 桑原君のザ・グレート エキスペディション イレブンの
 桜吹雪ハンドペイント カスタムロッドが曲がった。


 GT−γを練習して物にした桑原君
 釣る人間は、何らかの努力をしている。


 ファイトに無駄が無い安定したカッコイイ、ファイトをする。


 大原さんのロッドが曲がった。彼のファイトは
 私と同じスタイルのファイト姿勢です。
 体重が軽いことを一切不利にさせない重心を
 落としたファイト。
 8.9フィートの長竿である事を感じさせない安定感がある。
 竿を立てる事でライン方向の魚の重さを
 ギンバル方向に逃がしている。
 お手本のようなファイト姿勢。

 私はこれが”技” だと思う。


 GT−γ 120 グルクン警戒色でGT20kg


 この船に魚の重量の ”いんちき” はない。
 推定以外は、全て船上実測。


 嬉しいさが込み上げてくる大原さん
 うれし〜い!


 大原さんと桑原君がダブルヒット!


 GT−γで仲良くキャッチ!

 試作のSTRを使っていた私は昨日から蚊帳の外。
 本当にGT−γ 恐ろしいです。


GT−γをマスターする
       ↓

 大原さんは、コモド島釣行でGT−γで
 ミスバイトが多発したと言われていたので、
 お話を聞いて理由が分かったので
 何故、起こるかの説明をさせていただいた。

 原因は『ジャーク後にγの動きが止まる瞬間に
 テンションを抜き、ルアーに自由度を与えないから』と
 私は大原さんに話しました。

 この話でミスバイトさせない糸口を掴んだと言われて、
 今回の釣行では、100パーセントに近い
 バイト&ヒットでした。

 GT−γは簡単なようで要点がきちんと押さえられないと
 バイトが無かったり、バイトしてもミスバイトが多発します。

 小西は、テスト釣行で間違いの無い釣れるルアーに
 GT−γは仕上がったので、これ以上、使う必要が
 無いと判断して封印したと言っていました。
 しかし、4月18日の釣行時も最初、誰もGT−γを
 使われないのでそれなら私が使おうと思いGT−γを
 使いました。
 するとすぐにGT37kgが釣れました。
 見ていたみんなもGT−γを使い出されて、
 次の流しで畑山さんがGT54kgをキャッチされました。
 釣れる事を信用して頂く為に、私が釣らないと
 いけないとの思いで封印を解いて使い出しました。

 そのうち、GT−γはミスバイトが多発するとの話を
 聞きました。
 ミスバイトする人としない人が2極化しています。
 原因を探るために、GT−γをとことん使うことにして
 試作ルアーのテストの合間にがんがん使いました。
 これで多くのことが分かりました。
 口頭でお話を聞いても、どのような理由で釣れない
 原因があるかがほぼ、分かるようになりました。

 操作されているGT−γの動きを見ただけで、
 ”この人は釣るな” とか”この人は、GTがバイトしても
 ミスバイトになってしまうな” とか 
 ”この人にはバイトがないだろうな” という事まで
 私は分かるようになりました。

 ルアーアクションとGTの活性状況も大きく関係があり、
 最後のルアーの浮かび上がりが多過ぎると、
 逆に捕食のスイッチが入らない。

 又、光力が少ない時間帯になれば、GTが捕食の
 感覚器官を視覚ではなく、他の部分、側線や聴覚に
 切り変える。その為、それにあったルアーアクションに
 変えないと結果が出ないのである。
 これは、GT−γに限らず、全てのルアーに言える。
 トップウォーターの釣りで、ワンパターンは駄目です。

 GT−γは基本操作をマスターすれば、
 誰でも簡単にGTが釣れると思います。
 しかし、その奥に、もっと凄い深い領域が存在します。
 私はその領域に入っています。

 GT−γを使えば使うほど、このルアーが持つ奥の
 深さを感じます。


 伊藤さん GT−γでキハダマグロキャッチ!

 STR150の試作を使ってた私は1.5日蚊帳の外 
 γ強すぎます。


 試作のSTRを使う事を止めて、新しいコンセプトで
 進めている試作ポッパーにチェンジした。
 このルアーは、半年以上前からテストを進めてきましたが、
 唯一、γに釣果で喰らい付いていくポッパーです。
 γが対応できない条件をカバー出来るポッパーに
 なるのではないかと期待しています。


 大原さんのLR89LDCが絞り込まれた。
 竿の先には、夢のマイ レコードGTがいる。


 夢叶う。大原さん 自己記録 GT42kg
 おめでとう!!


 フィッシュイーター達はγをどのように
 捉えているのであろうか。
 あくまで、人間である以上、全て想像の域を超えない。
 自分がGTになって、γを見た時、どのように感じるのか、
 見てみたい気分になる。


 桑原君とダブルヒットした。

 私のタックルは、LR86のティップを1インチ伸ばして
 8ガイド仕様にした
 テストロッドLR87 ラインは、PE10号 初期ドラグ10kg
 締め上げてファイト後は、ドラグテスターが15kgを
 振り切っていて測定不能であった。
 ロッドベルトの良いテストが出来た。

 福井さんが上手いフォーロをして下さった。


 トカラ トビウオGT−γ 120g ディゲームでキャッチ。
 秤で計量する。



 GT48KG

 LR87 8ガイド仕様テストロッド + 
 トカラ トビウオGT−γ 120g ディゲーム
 ライン PE10号

 ファイトは、ドラグが10〜15KG以上と高負荷でした。
 普通に5分位で上がってきました。
 しかし、体重が足りない事で、
 ロッドベルトが上手くサポートしてくれて
 筋力はまだまだ、余裕があるのに、
 私の体重が軽いので体が浮いてくるという現象が
 出ました。

 自分の体重の80%の重量物を
 8.7フィートのロッドでドラグ15kg以上・・・・
 格闘技に等級が設けられている意味が良く分かります。
 体重があると大物釣りは間違いなく有利である。
 体重が無いことが不利に働いている事が
 分かるファイトは悔しいですね。
 お相撲さんがちゃんこ鍋で体重を増やすことを
 仕事にしているのが良く分かりました。
 お相撲さんには、体重別の等級が無いですから

 腰の痛みは皆無でした。
 次の日に少し脹脛(ふくらはぎ)に筋肉痛が出ました。
 試作のロッドベルトが上手く力を分散して足に
 逃がしているようです。

 LR87 8ガイド仕様にPE10号でしたが、
 ロッドは、フルベントに近い状態でしたが
 何の不安感もありませんでした。
 あらためてグランメールの限界強度の
 高さを感じました。
 LR87 8ガイド仕様は、LR86と全く同じブランクで
 ティップが1インチ長い仕様です。
 PE10号を使っても8.7フィートあれば、GT−γ120gが
 良く飛んだのには驚きました。

 今度、ファイトの時にダイビングのウェイトを
 体につけて自分の体重を増やすことで
 ファイトがどのように変わるか実験してみます。


 ガンママスター桑原君とダブルヒット。


 GT初トライの伊藤さんにGTが出た。
 SP711Mが曲がる!


 無事、キャッチ!!


 伊藤さん 夢叶う

 初トライで実測GT35kg キャッチ!

 おめでとう!!


 ガンマちゃんでキャッチです。


 うれし〜い イソマグロもキャッチ!


 桑原君 GTキャッチ

 デカイGTを沢山、掛けているのに針が折れたり、
 曲がったりで・・・・・


昼間 一人蚊帳の外であった試作ルアー STR150が
暗くなってから爆発した。

カスミアジ 9kg キャッチ


桑原君もSTRの試作でキャッチ


 昼間γの横でノーバイトで一人蚊帳の外であった
 STRが好調。光が少なくなるとGTに効力が強くなるSTR

 写真がありませんが、他にも桑原君と2匹、
 STRで釣れました。

STRの方向性
    ↓


 以前、STRの製作を進めますと私は言いましたが、
 アングラーの負担を減らして、より釣れる物にとの
 思いから改良を重ねています。
 STRは夜に良くつれますが、昼にγの横で使うと
 効力が全くありません。
 むしろ、ティーザーになっている気さえします。
 GT−γの威力が余りに凄まじいと感じます。

 STRは、ポッピングエラーが私が使っていて皆無です。
 こんなポッパーが5年くらい前に出来ていれば
 凄かっただろうなぁと思います。
 GT−γが上手く泳いでいないアングラーの横ならともかく
 今回、一緒のアングラーのGT−γの動きは、格別です。
 大原さんと桑原君のγの横では1.5日ノーバイトでした。
 彼らはその間に、沢山釣っていました。

 STRは改良を重ねて、ガンママスターの横でも釣果に
 喰らいついて行ける強さを見せた時に製品化します。


 シーフロッグマスターの船長もSF90でキャッチ! 


 今回も凄い釣果でした。
 GTが11本上がりました。

 福井船長 ありがとうございました。

 福井さんホームページ URL

 http://www16.ocn.ne.jp/~kaibutsu/