Dolphin & Tuna in kume Island JAPAN    May 29th, 2005

●場所 沖縄県 久米島
●日時 2005年 5月29日〜6月1日
●ターゲットフィッシュ シイラ マグロ

●テスト目的 ドルフィンーγ 40g 60g アネモネ60 LB β60g LB α35−120 UW細部バランス調整

 遅れていたシイラルアーのテストに急遽行きました。

 カーペンター テスター 川地さんが来てくださり、
 一緒にテストをして下さいました。

 状況は良くなく、久米島に暫くおられる釣り人の方が
 天気が悪い上に活性が全然無いと言われていた。

 私は釣りが目的では無く、ルアーのバランス取りが
 目的なので、魚の活性は無くてもOKですが、
 川地さんに申し訳ないと思いました。
 しかし、川地さんは本当にテストのつもりで来たので
 気にしていないとおっしゃって下さいました。
 また、TOPのテストなので一切ジグは
 持ち込みませんと言われて
 大変気を使って下さいました。
 私が行っているテストの意味を
 大変ご理解下さり喜んでおります。
 製品開発のテストは、釣ることが目的ではない部分が
 あまりに多いので
 釣り人としては大変辛い事は分かっています。
 釣れる釣りに浮気が許されないのが、製品開発なのです。

 本当に助かりました。ありがとうございます。


 バランスを変えて微調整をしています。


 ライブベイト β 60g プロトで


 ドルフィンーγ 40g プロトで


 川地さん BC70で
 久米島でもマグロに強い、BC70


 ドルファインーγ 40g プロトで


 BC15 AS BC15の重心を変えてアクションに
 自由度を持たせたバージョン。
 動きと飛距離という相反する要素を融合しました。

 ASに意味は、アクティブスイマーです。


 ドルファインーγ60g プロトで


 アネモネ60 プロト


 バランス調整が大変難しいタイプの 
 LB35−120 UW 1g単位で
 バランスを取っています。ルアーのテストをしていると
 1gの重みが、どんなに重いかが分かります。


有効なアクション
    ↓

 LB α 35−120 UWの有効なアクションを
 説明させていただきます。
 水潮が原因で沈んでいるシイラに、
 このルアーは大変有効です。
 ルアーをキャスト後に50cm位、沈ませて
 断続的にトゥィチングさせます。
 するとルアーがダート&ロールします。
 シーズン当初の水潮で
 シイラの遊泳層が深い時やルアーに付いて来るが
 食わない時のフォローベイトとして大変有効でした。

 カツオ キハダには、LB35−120UWの
 表層の速引きが物凄く有効です。
 テスト釣行で分かった理論を煮詰めれば
 青物必殺ルアーが出来そうな予感がします。


 2日目に太陽が出た。久しぶりの晴天らしい。
 水面まで顔を出さなかったシイラがやっと出だした。

 ドルフィンーγがシイラに有効かといえば、
 単純にそうではないと思います。
 条件やフィッシングプレッシャーで目まぐるしく変化します。

 今回のようにシイラが沈み気味の場合は、
 LB α34−120 UWの方が
 簡単にシイラをヒットに持ち込めます。

 ドルフィンーγは、水面で捕食する条件下で
 強いと思います。

 条件に合わせてルアーセレクトする大切さ感じました。


 ドルフィンーγに出たメバチマグロ

ドルフィンーγを動かすに有効なロッド
          ↓


 今回のドルフィンーγのテストで思ったのですが、
 ドルフィンーγも GT−γ同様に軟らかい竿でないと
 上手く動きが出ません。
 最初、BC66HPを使っていましたが、
 かなり動かすのに苦労しました。
 BC73MLにしてから、γが活き活きと泳いでくれました。
 その差は、ヒット率の差になって現れました。
 慣れれば、硬い竿でも動くようになるかもしれませんが、
 練習と慣れが必要です。


 アカネ丸の船長さん

 ありがとうございました。


 LB35−120 UWでツムブリ


 LB35−120 UWでシイラ

 沈んだシイラに、LB35−120 UWは強い。


 太陽が上がり水温が上がると表層に頭を出してくれた。
 ブルーフィッシュ 100でシイラ


 川地さん GT−γ105のショートジャークでキャッチ!


 アネモネ60g プロトで


 アネモネ60は、遊泳層が深いシイラに
 有効なポッパーです。
 捕食のスイッチを入れるアクションがルアーに
 仕掛けられています。


 適正な重心位置を確認した。


 昨年の試作テストから威力を見せている
 LB35−120 UW 強い。


 恐ろしく強い。


 LB β 60g適正重心位置もばっちり取れた。
 BC66HPで操作した。


 LB β 60gの操作感は、LB β 30gと同じです。


 川地さん GT−γ105でキャッチ!

 ショートジャークに反応すると言われています。


 ドルフィンーγに来たキハダマグロ


 BC73MLにチェンジしてから食いが良くなった。
 ロッドでヒット率が変わるシビアなバランスのγ


 10kg位のキハダ ドルフィンーγでキャッチ。

 GT−γでGTを狙う時のジャークとジャークの間の
 ストップのタイミングよりも
 シイラ狙いや青物の場合には若干、
 短い方が良いように感じた。


 BC73ML+ドルフィンーγ60g プロトでキャッチ


 三重沖 遠州沖 相模 駿河湾用のカツオ用に、
 LB α UW の小さいものを
 試作開始します。凄く効きそうです。


 ドルフィンーγ 40gでカツオ





 丸々 2.5日で全てのルアーの最終確認が出来ました。
 波が高い状況からベタ凪までテストが出来ました。
 適正重心位置の確認もきちんと出来て、
 あとは作るだけです。

 出来るだけ早い完成を目指します。