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CARPENTER & OCEAN REVOLUTION
The fishing for the product test

   GT in Palau    January 5th, 2005

●場所 パラオ共和国 ペリリュー島
●日時 2005年 1月5日〜1月11日
●ターゲットフィッシュ GT
●メンバー Oさん 桑原さん

●テスト目的 NEWタイプGTロッド ザ・ブルーラグーンテスト NEWGTルアーテスト

 今回のパラオはペリリユー島に宿泊しました。
 行き返りの送迎ボートを使いペリリュー島付近で
 少しボート釣りをしました。
 しかし、北東風が大変強く、行きのボート釣りは
 まともに釣りが出来ませんでした。
 2時間くらいやりましたが、断念して上陸してショアーへ
 行きました。
 しかし、ここも波が大きく、磯下は大波を被っていて
 降りたら波に浚われてしまう
 という状態でまともに釣りが出来ませんでした。
 桑原君はダイビングに行ったり、
 Oさんと私は延々寝ていました。
 3年前の正月はショアーで全員で50発以上のヒットがあり、
 毎日、バンバンヒットして凄いなと思いましたが、
 今回は天気の条件もGTの活性も良くなく
 海外GT初の全員ボーズをやってしまいました。
 やはり天気には勝てないです。
 釣りに誘った桑原君に申し訳なかった事やロッドの完成が
 遅れることになり、参ったなぁという釣行でした。

 33歳の彼は21歳からGTをやっていて、
 パラオも21歳から25回位の釣行をしている。
 彼とは10年くらい付き合っているが
 『GTを捻じ伏せるとか自分の体にカウンターパンチが
 来るくらいがGTを釣っていて面白いんだ』 と言っていた彼に
 ブルーラグーンシリーズを使ってもらったら
 『これからはこういうタイプのロッドも必要だね。
 10年以上GTをやっていると釣りに対する考え方が変化する。
 昔は一番だと思っていた、スポコンの様なGT釣りや大義名分を
 掲げたGT釣りは止めたよ。
 楽しいと思ったときに釣りをして、釣りの途中でも疲れたと
 思ったら休憩をとると言った、心が思うままのシンプルな
 考えで釣りをするよ。
 このロッドは、そういう意味でとても良いのではないかなぁ』と
 返事が返ってきた。
 スポコンの様な根性、気合のGT釣りは、
 これに挫けたらGT釣りが苦痛だけになってしまう。
 彼も私と同様、12年目にして
 最近、これに気がついたと言っていた。

 冒険釣りが大好きな桑原君。

 本命ポイントは大荒れで行けず。
 インリーフで、GTーγを引くとカスミアジが釣れた。

 ブルーラグーン 日本語で ”青い礁湖” 
 ブルーラグーンの海を見ていると 
 ”穏やかな、楽しい、幸せなイメージ” が
 するので、NEWタイプのロッドのイメージに
 ぴったりだと思い、命名しました。

 ペリリュー島のショアーガイド ウイリーさん

 オムルウル岬 碑に敬礼後、釣りをする。

 GTショアーロッド ザ・グレート エキスペディション イレブン
 桑原のザ・グレート エキスペディション イレブンは桜吹雪の
 ハンドペイントを自分で描てある。
 ルアーはGT−γ ハッスルポップ 美らペン
 フュージラー ブルーフィッシュを使った。
 3年前、20個以上のルアーをロストしたので、
 今回、80個位、ルアーを持ち込んだ。

 大荒れのショアー。天気の回復は見込めない。

 磯下に降りられず、上から投げるがポイントに届かない。

 まともに釣りが出来ないので木登りを始めるOさん

 桑原君、粘りと集中力でゲット。GT−ガンマを上手く操る。

 STRー140でシャークヒット

 地元の釣りを見ていた人が
 鮫を食べたいと言ったのであげたら
 マンゴをくれました。

 また、美らペンでシャークがヒット。鮫の活性が高い

 コロールに帰る送迎のボートで釣りをさせてもらう。
 この日は、波が落ちて沖まで行けた。桑原君、イラブチャーで
 シャーク、ヒット

 ブラックチップシャーク 活性が高いのは鮫だけ

 Oさんにヒット。
 しかし、鮫 ザ・ブルーラグーン711ー35 プロトでキャッチ。
 彼には朝飯前のサイズ

 ハッスルポップにもシャークが・・・・・
 その後、私の試作ルアーにもシャークがヒット。
 鮫は異常に活性が高いがGTは何処に・・・・

 ゲロン アウトサイドで桑原君、アカマスヒット。
 GTは何処へ・・・・・



日程の長い釣行でしたが、天気が悪く、行き帰りの船で合計8時間、ショアーで
合計6時間というほとんど竿を振っていない釣行でしたが、帰りの日の
ボート釣りは波も落ちてきて釣りとしてはきちんと出来たと思います。
しかし、鮫と外道しかバイトが無く、GTは何処に・・・といった状況でした。
年末にGT−γで25kgのGTが上がったと聞いていたので、GT−γで
どんな結果が出るか楽しみでしたが、GTが食うモードで無かったか、
居なかったのか、ダツ シャーク カスミアジ ヨコシマサワラ アカマス 
セイルフィッシュと外道ばかりのバイトでした。
持ち込んだ試作ルアーは実際の海で使うと想像していた物とは違い
アクションの振幅が緩やか過ぎるようで、現行のGT−γに
敵わない物であった。

私たちの釣行の2日後からテスター川地さんがパラオに行かれた。
帰ってこられてお話を下さった。やはり、GTは渋いようだったが川地さんの
奥さんに使っていただいたGT−γ 105 プロトには渋い中でも
多くのバイトがあったと言われていた。川地さんは2日間の釣りでGT−γ 120で
3バイト 1キャッチでGTをキャッチされた。奥さんはGT−γ 105g で相当数の
バイトがあり、カスミアジをキャッチされたということでした。
ボート釣りの時に私もお世話になっているサラガイドの久米さんの
ガイドで川地さんは行かれたのですが、久米さんによると年末、年始とGTは
一匹も上がっていないと言われていたとの事でした。
日本でも良くあるGTの活性の下がりになっていると思われます。
多分、条件が変わればGTも喰いだすと思われます。
GT釣りに大切な事は 
@GTの食い気 A天気 B時間帯とポイントのアプローチ Cルアーアクション
BとCはガイドさんと釣り人で努力のしようがありますが
@とAはどうしようも無いですね。

早期完成を希望しますと沢山の方が言って下さっている 
ザ・ブルーラグーンシリーズですが、次回のテストで実釣での
限界強度のテストに入ります。
調子やフィーリングが良いだけで製品にするとフルにパワーを掛けた時の
限界強度が見られていない為に折れるロッドになる可能性が
あります。カーペンターのロッドが何故折れないかは、実釣での
限界強度テストを必ず行っているからです。
ただ、重い錘をぶら下げて何十キロ上がったとかこのロッドで
100kgが上がったと言ってもそれは何も参考にも
なりません。そのロッドが実戦でどの位の強度を持っているかは、
通常、実釣でのロッドの立て角より少し立て気味にして
魚が水中で浮力を保持した状態から”高負荷”で振幅させないと
本当の使えるロッドの限界強度は分かりません。

”ロッドを立てるな”という文句をよく見ますが、これは限界強度が低いと
言っているような物です。”立てると折れるので立てるな”と言っているのだと
思います。ロッドを機能させると言うことは適正な負荷に応じてロッド角を
調整しながら復元を最大限に出すと言うことです。
この話をすると長くなるので、時を改めて話をさせていただきます。
釣竿って本当に面白い仕組みで機能していると言うことがお分かり頂けると
思います。

限界強度テストでOKならTBL80−30とTBL711−35は製品として進めます。

最後にですが、今回、我々のパラオ釣行は釣れませんでしたが、条件が戻れば
きっと釣れるようになると思います。
平均的な条件では、日本国のフィールドより匹数で2倍位釣れると言う
印象を持っています。
これからパラオに行こうと思われている方がおられましたら、このページを
見て落胆しないでください。
多分、これは一時的な落ち込みで必ず良くなると思います。

 


CARPENTER & OCEAN REVOLUTION
The fishing for the product test


This report was written by Kenji konishi of a carpenter.