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■ ルアーとリーダーの接続金具 ■
ルアーの交換が簡単に出来る “接続金具”
とても便利なので多くのアングラーに使われていますが、
使い方を誤ると問題を発生してしまうことがあります。
ルアーのポテンシャルを生かすために、そのサイズ(重量)が非常に重要です。
大き過ぎるものは動きを阻害してバイト数やフッキング率の低下を招くことが多いと感じています。
意図的にテクニックでコントロールしている方が もし、おられたらこの限りではありませんが、
一般的に設計上の基本になっているルアーの性能を生かすためには
適正なものがベストと考えております。
そのため、接続金具に関してシビアに考えてセレクトする必要がございます。
■適正なものとは■
接続金具は小型で軽量が良いと思いますが、
使用するタックルから考えられる “最低限の強度の確保” を必要とします。
基準にしておりますものは次の通りです。
リーダーの強度とおよそ同じ表示強度のスプリットリング +
そのスプリットリングの外径とほぼ同じ外径の打ち抜きリング、
または溶接リングを使用します。
以下は、カーペンター・強化スプリットリングをご使用いただいた場合の一例です。
例1) リーダーの強度 80Lb ですと、
カーペンター80Lbのスプリットリング + 外径約8〜9mmの打ち抜きリング
例2) リーダーの強度 170Lb ですと、
カーペンター200Lbのスプリットリング + 外径約12〜13mmの打ち抜きリング
■注意点■
※今までカーペンタースプリットリングを使用してきて上記の組み合わせで十分強度は確保出来ています。
実釣でこの組み合わせでカーペンタースプリットリングは破壊耐力を超えたことはありません。
しかし、強度が出ていないスプリットリングの場合は伸びてしまうことがあると思います。
上記はカーペンタースプリットリングを使用して実釣で得たものです。
スプリットリングのパッケージに、強度表示が出ていない製品もあります。
その場合は上記の例は当てはまらず、リングが伸びてしまうことが考えられます。
※打ち抜きリングですが、角が鋭角のものはリーダーが切れてしまうことがあります。
角が滑らかに面取りされているものをご使用ください。
※打ち抜きリングでメッキがしてあるものはメッキがめくれた時にメッキのエッジでリーダーを
劣化させる、又は切れることがあります。
※溶接リングですが、粗悪なものは過去に溶接不良で溶接部が外れたものを何度か見ています。
※打ち抜きリングにスプリットリングをはめる時は、極力傷が付かない様にご注意ください。
傷がリーダーを劣化させます。
■非常に重要■
接続金具とルアーの関係は非常に重要だと考えております。
バイト数や釣果に直結することが多いです。
リーダー直結と接続金具を付けるとではルアーの動きは異なります。
どちらが良いとは言い切れません。
出来ればルアー操作に慣れておられない方は直結が良いと考えます。
理由はルアーのフックがリーダーに絡むことが少ないからです。
ここにも注意点があります。
接続金具を付けたり外したりしたルアーはルアーのアイに傷が付きます。
このルアーをリーダー直結するとリーダーに傷が入ります。
これが原因でラインブレイクしたと推測される方を見ています。
もし、使い分けるなら直結用と接続金具用と ルアーを分けるとよいと考えます。
マグロには上記の接続金具は向きません。
魚が回転するのでラインがよれます。
その為、ボールベアリングスイベル使います。
ボールベアリングスイベルを使用した接続金具に関しましては、またHPで説明させていただきます。
カーペンター 設計 小西
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