|
実釣日 2018年3月3日 〜 4日
場所 トカラ列島
対象魚 サメ GT イソマグロ カンパチ
開発 テスト内容
試作ロッド高負荷テスト

トカラ列島でサメ、大型魚を掛けてロッドの負荷テストを行いました。
色々な試作品を持ち込みました。
釣り場へ持ち込んだ荷物の総重量は70kgでした。
4日間の予定が超悪天候で2日間しか出来ませんでしたが、
仕掛けを入れると、すぐに魚が掛かりました。
負荷テストが何度も試せて開発が進みました。

テストを重ねてきた 『BLC83/26』 の負荷テスト
『BLC83/26』 は BLCシリーズの新しい仲間で、
BLC84/18 BLC84/22 R−P1のモアパワー版です。
大型のサメを掛けて負荷テストです。

『BLC83/26』 はPE6号MAXのパワーのロッドですが、
PE8号を入れて負荷テストをしています。

ロッドのバットセクションの部分の残りがほとんどありません。
ほぼ限界の曲がりです。
超高負荷を掛けて、何度もこの状態にしましたがロッドの破損は
ありませんでした。
『BLC83/26』 も BLC84/18 や
BLC84/22 R−P1 と同様に物凄い破壊限界の高い
ロッドに完成しました。
BLC84/18 BLC84/22 R−P1 の
モアパワー版を探しておられた方には
自信を持ってお勧めできます。

こちらのロッドは KLL74/32 のモアパワー版の
アクションを少し変えた物の試作ロッドです。
7フィート3インチ 36lbのパワーです。
PE8号のパワーがMAXのロッドです。
PE10号を入れて超高負荷を掛けてテストしました。

GTやイソマグロも時々、仕掛けに掛かってきます。
ムロアジの泳がせで推定50kgを超えているGTが掛かりました。
50kgを超えているGTと言えども大型サメより
格段にパワーが少ないので、KLL74/32 のモアパワー版の試作で
楽に上がってくる感じでした。
ルアーと泳がせでは、泳がせで掛けた魚のほうが引きが強いです。
トカラでルアーで7匹の50〜57kgのGTを今まで釣っていますが
餌で掛けたGTの方が良く引きます。
たぶん、ルアーが抵抗や浮力になり、ルアーで掛けた魚は
弱りが早いと感じます。
サメもこれと同様に感じます。
泳がせ釣りは、よりロッドに大きな負荷が掛かるので、
高負荷テストにはもってこいです。

KLL74/32 のモアパワー版の
アクションを少し変えた物の試作ロッド
7フィート3インチ 36lbの試作ロッドで大型サメを掛けて
高負荷テスト
ロッドが短く、リフトパワーが出やすいのでファイトはしやすいです。

KLL74/32 のモアパワー版の
アクションを少し変えた物の試作ロッド
7フィート3インチ 36lbの試作ロッドは
高負荷でも安定してファイトが出来ます。
NZ (ニュージーランド) のヒラマサ30kgオーバーも
キャッチしていますが楽々ファイトでした。
ルアーの飛距離は、どうしてもロングロッドと比較すると
短くなりますが、安定して高負荷を掛けるという面では
たいへんよいと感じます。
三重沖の70〜80kgのキハダマグロに良いのでは・・・と
考えています。
今年の夏に試す予定をしています。

PSCのMRのベイトに大きなカンパチだと思われる魚が掛かりました。
ジギングに小型魚が掛かり、それを上げてきた途中でカンパチが
襲ったようです。
根際の攻防が長い間続きましたが、根ズレしました。
PSCのベイトロッドの試作は
安心の塊のようにファイト出来ましたが、
ベイトリールがスタードラグなので効きがあまく、
ほぼドラグを全部締め込んでもドラグが出てしまうことで
自分が思うような思い切ったファイトが出来ませんでした。

PSCのロッドが高い剛性を持っているにも関わらず、
リールがいまいちで残念な結果でしたが、
PSCのロッドが改めて凄いポテンシャルを
持っていることを確認できました。
夏までにトカラのジギングで再度、このPSCのベイトロッドの試作を
確かめたいです。
今回、魚がとても良く掛かりました。
写真がありませんが、他にも高負荷でテストが出来たロッドが
幾つかありました。
日数は短かったが開発がかなり進みました。
釣行の船の模様
(写真提供 カーペンタールアーオーストラリア 大塚氏)

改良しながら5〜6年位テストをしているCV系の45lbの試作ロッド
昨年のトカラ釣行にも持ち込んでいます。
PE12号 フロロ120号 ワイヤー仕掛け
ドラグ 超高負荷

大型メジロザメ

CV系の45lbの試作ロッド
PE12号 フロロ120号 ワイヤー仕掛け
スマガツオ泳がせ
ドラグ 超高負荷
引きがGTっぽいが・・・

大きい! 全長158cm 胴回り108cm
推定60kgオーバー
ワイヤーが付いたサメの仕掛けにGTが掛かりました。

おめでとうございます!!

凄い厚みです!!
Copyright (c) Carpenter All Rights Reserved.
|
|