|
実釣日 2017年 12月 5 6 7 9日
場所 クック諸島 アイツタキ環礁
対象魚 GT
■開発 テスト内容
試作ルアー 試作ロッド
負荷テストを含めてフィーリングを確かめたいGTの試作ロッドが数種類あり、
これらを試す為にクック諸島 アイツタキ環礁へ行きました。
茂木さんが10月に行かれて、良かったということで、
茂木さんに情報や行き方を訪ねました。
アイツタキ環礁はとても遠い所でした。
行くだけで3日近く掛かりました。
(実際は飛行機の遅延で乗り継ぎが出来なくて、片道実質3日掛かりました)
どのようなルートをたどったのか、分かりやすいように
今回は時間経過の順に掲載をさせていただきます。
アイツタキ環礁の予約をしたのが20日位前だったこと、
日程的に取れる日にちが限られていることで、
その時点で空いている飛行機をあてがって予定が組まれているので、
本当はもっとスムーズに行ける飛行機便があると思います。
私たちは大阪 伊丹空港発なので 伊丹空港 → 羽田空港
バス移動 → 成田空港 → オークランド と移動しました。
オークランドで7時間以上のトランジット時間を経て、
オークランド → ラロトンガ島へと移動しました。
5時間のフライトでラロトンガ島の空港へ到着しました。
この島がクック諸島の玄関口です。
この島で一泊します。
次の日に、ラロトンガ島からアイツタキ環礁まで飛行機で移動しました。
これで4回飛行機を乗り継いでいます。
ラロトンガ島 → アイツタキ環礁の飛行機は小さいので、
荷物が多い日は乗せられないことがあるようです。
スーツケースは乗せますが、ロッドケースがもう飛行機には入らないと言われました。
ロッドケースは荷物便で送るように指示されました。
隣の建物(運送会社) へロッドケースを持って行くと、
アイツタキ環礁への荷物の到着は明後日になると言われました。
アイツタキ環礁へ着いても2日間、ロッドが無いことになる・・・
航空会社のカウンターは閉鎖寸前でしたが、ロッドケースを持って全速力で戻り、
たどたどしい英語で、係りの方に話しました。
私のロッドケースには6本のロッドが入っているので、
これだけでも持って行けるなら、何とかなると必死にお願いしました。
測定するとロッドケースは7kgと軽いので大丈夫と判断してくれて
係りの方はOKしてくれました。
ラロトンガ島から約1時間のフライトでアイツタキ環礁へ到着しました。
アイツタキの空港です。
小さな環礁です。周囲40kmと書いてありました。
宿泊所です。豪華ではありませんが、まあまあ快適でした。
蚊が凄く多く、蚊取り線香が必携です。
夕方、打ち合わせに船長が宿に来てくれました。
この時期は雨季で天気が良くない時が多いようです。
私たちが到着する前の週は大風、大雨だったそうです。
私たちの滞在中、船長が都合がつかない日が1日ありました。
(予約時に確認済み)
その日だけ大風 大雨でした。もし、船長が空いていても
中止でした。ラッキーでした。
毎日、雨具は手放せない感じでした。
夜、道具の準備をしました。
今回のテストは試作ロッドの負荷テストやフィーリングの確認をメインに
しています。
ルアーは現行品、試作ルアー、改造ルアーを持ち込みました。
アイツタキには停泊が可能な港がありませんでした。
船はトレーラーに乗せて車やトラクターを改造した物で
家から引っ張ってきました。
なので、大きなボートはありません。
あるのは牽引が可能な大きさの船です。
土で出来たスロープから毎朝、船を降ろしていました。
タックルの準備
AM9:30頃のゆっくりしたスタートです。
初日だけ快晴でした。
ルアーを投げ込むと、GTがよく出てきました。
次から次へとロッドが曲がった!
GTは一段落ちた、かけ上がりのエッジに居たと思われる。
γ BFの誘い出しでよく出ました。
SLP(シーレパード) 80/38 プロト + 改造γに来ました。
しかし、この時はBF(ブルーフィッシュ) が良かった感じでした。
ヒットは続く!
小さな魚は極力触れずにリリースしました。
大物も出た!
40kgオーバーのGT
SLP(シーレパード) 80/38 プロト +
BF160 (KLL Model 021A)
BLC83/26 + フランスパン Jr.改造でGT
SLP(シーレパード) 80/38 プロト +
改造γで良型GT
SLP(シーレパード) 80/38 プロト +
シンキングルアー (KLL Model 027A) でヒット
舞姫120 ホワイトでカスミアジ
カスミアジも時々掛かりました。
追尾させて食わせるとリアフックに掛かることが多いです。
シングルフックなので、ルアーの動きを自分で若干制御して
使っています。
シングルフックでもきちんとルアー操作してやれば
フッキング率はまったく問題ありません。
GTがルアーの頭の方へ回り込んでバイトすると
フロントフックへ掛かることが多くなります。
良型GT
ホワイト舞姫に面白いようにGTが出ました。
ロッドは EP82/42 R−PTの38LB版のプロト
良型GT
2012年製の貝貼りγ140 オレンジ
色も艶かしいが、動きも艶かしい。
このルアー、よく掛かりました。
製作リクエストが多くあります。
製作から5年が経つので、製作を検討中です!
タイプが異なるダムセルでGT
GT35kgオーバー
黒くてかっこいい!
トータルでみるとポッパーへの反応があまりよくありませんでした。
γ BF 舞姫の誘い出し系ルアーがよかったです。
どシャローで鮪郎カットビ145gで干潮時によかった。
シングルフック 貫通力 最高です。
ズバズバ 刺さる!
全条件の中のわずかな時合いですが、
このタイミングは鮪郎カットビで入れ食い。
ロッドは SLP(シーレパード) 80/38 プロト
GTがよく掛かり、シングルフックのアシストラインの消耗が
激しいです。糸切れが心配なので、夜に内職しました。
針はそのままでアシストラインだけ新品にします。
1個 2〜3分で作れます。巻き結び2回+1回で完了。
巻き結びのエンドの糸を処理すると1個 5分位で出来ます。
γ140 オレンジ 貝貼り いい感じです。
独特の動きが好きです。
小型のイソマグロも何匹か掛かりました。
アイツタキに入った2日後、全員のロッドケースが届きました。
干潮時のどシャローは鮪郎カットビ145g
効きます。
ルアー操作は、ロッドを立てて、ミドルスピードで使っています。
GTはルアーを丸呑みしやすいので、大型のシングルフックでもよく掛かります。
ヒラマサはひょっと工夫が必要な場合があると考えています。
玄界灘で実験をしたいです。
ボート釣りが3:30頃に沖上がりで、買い物によっても
宿には5時頃には帰ってきます。
日の暮れまで時間が少しあるので、
毎日、ショアーへルアーを投げに行きました。
試作ロッド + 鮪郎カットビ145gでGT キャッチ
ショアーGTはドラグを超高負荷にしています。
大きなGTが掛かりました。
こけてGTに引きずられました。
波がバンバン打ち寄せるので真剣にまずいと思いましたが、
針が外れて、ホッとしました。
最終日にこのショアーでGT45kgが上がりましたので
大型GTがショアーからも掛かる可能性はあると思います。
試作ロッド + 改造γ160g でヒットしました。
写真を撮れなかったGTも居ます。
短い時間でしたが、ショアーGTは毎日、3〜5バイト位ありました。
強風が吹き出して少し釣りを早く切り上げた日に
GTの餌付けをしている島へ見学に行きました。
餌が貰える雰囲気を察知してGTが集まってくる。
捕食の瞬間 大きな口を開けている。
ここに居るGTはみんな大きかった。
30kg〜50kg近くあるように見えたGTも居た。
最終日の干潮が始まったタイミングで改造γ160gで
連続ヒットがありました。
この状況ではこのルアーがはまりました。
明らかに改造γが効いている感じでした。
改造γ160gに大型GTの激しいバイトがありました。
試作ロッドが大きく曲がりました。
ドラグ力を上げてロッドを曲げこみます。
負荷に対しての曲がり込む具合は最高に良かったです。
口が大きく、唇が分厚い。
大型のシングルフックが小さく見える。
GT45kg (推定)
改造γ160gで上がりました。
改造γですが、やはり効果を認めます。
色々な魚種、条件でテストを行いました。
捕食のスイッチの入り方が明らかに違うと感じます。
製品化に向けて開発を進めます。
改造γですが万能ではありませんが、BFと組み合わせて
使えば釣果が伸びると思います。
今回も改造γが良かった時合いとBFが良かった時合い、
鮪郎カットビが良かった時合いがありました。
雨季の海が荒れやすい時期でしたが、
幸運にも天気に恵まれて、色々なことを試すことが出来ました。
製品開発がまた一歩進みました。
テストが完了して、またここから長い帰路が始まります。
アイツタキ環礁 → ラロトンガ島の飛行機が来ました。
ラロトンガ島へ戻って来ました。
出発の受付は国内線と国際線共に同じです。
近くではありますが、到着は国内線と国際線が別の場所です。
ややこしくて迷います。
国際線の出発の待合室
ラロトンガ島 → オークランドの飛行機
約5時間のフライト
深夜1:00過ぎにオークランドへ到着。
深夜、空港の椅子で仮眠。
トランジット待ち時間 8.5時間
しかし、飛行機が遅延し、10時間弱の待ち時間になりました。
オークランド → 成田 約10時間のフライト後、成田に到着。
しかし、飛行機遅延の為 成田 → 伊丹便に間に合わず。
次の日の飛行機に振り替え、しかし、羽田便しか空いておらず、
成田空港 → 羽田空港までバス移動。
羽田空港併設のホテルで一泊して次の日に帰宅しました。
飛行機が遅れたことで全日程11日、
4日間の釣りでしたが、怖いくらいGTは釣れました。
しかし、昔と違い、遠くへ遠くへ行かないとGTが釣れなくなってきています。
船長 船長の弟が帰国する日に宿へ挨拶に来てくれました。
一生懸命 ガイドをしてくださりました。
Copyright (c) Carpenter All Rights Reserved.
|
|