CARPENTER 開発テスト
 

2017年1月2日 〜1月4日


玄界灘 ブリ マグロ ヒラマサ


■開発 テスト内容


試作ジギングロッド 試作ジグ 試作キャスティングロッド 試作ルアー








本年も宜しくお願いします。








玄界灘で開発を進めている 試作品のテストを行いました。


写真のロッドは、開発が進んできている BLC83/20 R−PM SC です。

超小型のベイトのマグロ攻略、ブリ ヒラマサの小型ベイトの攻略用に開発を

進めています。

思うように機能してくれて、思うように釣りを展開させてくれる理想のロッドに

なっています。








クロマグロ(ヨコワ)をキャッチ


ベイトの数に対してマグロの数が多くなかったので、ルアーに振り向いてもらうために

ほっとけメソッドではなく、積極的にルアーで誘ってヒットに持ち込みました。

ルアーはフランスパン Jr. です。

ウェイトバランスが改造されています。


もしかして効力を発揮するのでは・・・ と考えて、2年前に改造を行い、

合う状況があれば、試したいと思っていた試作ルアーでした。

色々なルアーがナブラに何度も入っているのに、なかなかヒットしない状況での

ヒットだったので、このルアーは効果的だったかもしれません。

この改造 フランスパン Jr.はKLLで少し製作を行いたいと思います。








BLC83/20 R−PM SC いい感じで進んでいます。

小型ルアーを使用するカツオのキャスティングにも良さそうです。








改造 フランスパン Jr. ブリのナブラでもヒットしました。

改造 フランスパン Jr. はバランスの内容が異なる色々な

改造がされた物があります。

飛距離もよく出て、使いやすいです。








表層のベイトが少なく、ヒラマサの活性が上がらない条件の中、

2012年に10番目に試作されたルアー (試作番号1210A−120) にいい感じで

バイトが出てくれて、何匹かキャッチに至りました。

昨年11月の釣行で21kgのヒラマサをキャッチしている試作ルアーです。








ヒラマサの捕食スイッチがONに成りきっていない中、

(試作番号1210A−120) でキャッチ。


2012年 この試作ルアーを製作後、使ってすぐに

”これは違う! 光っている物を持っている” と感じていました。

色々な開発ルアーがあり、どんなにいいルアーが出来ていても

順々に製品化していかなければならず、色々な物をいっぺんに

リリースすることが出来ません。

公開に於いても同様です。

私自身 『早く製品化ができればいいな』 と思っていたルアーです。

(試作番号1210A−120) かなり高反応が得られると思います。

(試作番号1210A−120) のルアー操作は、

γを操作出来る方なら簡単だと思います。

2017年 KLLでまず、製作を行い、その後、カーペンターで

リリースを予定しています。








ジギングに於いて、色々な条件を網羅出来るように、釣り場で実験を

繰り返しています。

ジギングで、周りの人は釣れているのに、自分だけが釣れない要因の一つに

道具が条件に合っていないことが考えられます。

しゃくり方を工夫してもそれでは対応が出来ない、ロッドやリールが生み出す

ジグのアクションが存在していると考えています。


『ジギングに於いて必要最小限の道具で多くの条件をカバー出来ること』

を目標に研究 開発を行っています。

特殊な状況には、それ用の専門道具を作ればよいと考えています。

だいぶん、構成が組みあがってきました。








KLLジグ 1501A−150g を丸呑みです。

この時は、1501A−150g がいい感じで釣れました。








KLLジグ 1501A−150g でヒットが続きました。

KLLジグ 1501A−150g はジグの飛びが少なく、水に絡みながら

粘っこく動く性質があります。


今まで市販されている ほとんどのジグを購入して使いました。

その基本的な動きと性質は現場やテスト船で見ました。

KLLジグ 1501A−150gの性質は、市販の似た形のジグには

無い動きです。

今、実験を行っている性質の試作ロッドと組み合わせると、ベイトが小さくて

苦戦する状況で、好結果が出ています。

攻略が難しい条件を少しでも克服出来る道具立てになるのではないかと

期待しています。








KLLジグ1510A−200g でヒットしました。

KLLジグ1510A−200gも間もなく完成します。

水深が深い場所やドテラ流しで流され過ぎる時によい重さです。

色々な条件をカバー出来るように KLLジグの1510Aシリーズの

重さの展開が進んでいます。

100g 130g 150g(現在発売中) 200g 250g です。

順次、テストが上手くいった物から製品化します。








今回、水深120mでよく釣れたロッドがありました。

PSCシリーズの6フィート4インチの試作です。

調整につぐ、調整で、凄くいいロッドになったと思います。

これも、今年 製作を行います。

カーボンの構成を変えては、テスト船でどのように変化したかを

調べて、それを何度も繰り返しました。

どのカーボンがジグの動きにどのように影響しているかを

とことん調べて、行き着きました。

たぶん、ここまで調べた人間はほとんどいないと思います。


PSCシリーズの6フィート4インチですが、150g〜300g超まで使えます。

使用ジグ範囲をかなり広いものにすることが出来ました。

使用出来る水深も広いです。

いいロッドになったと思います。








2012年5月17日の開発釣行からジギングの追求が始まりました。

4年半以上の歳月が流れました。

ジギングの追求のきっかけは、GTのシンキングルアーの開発からでした。

ジギングを理解して、水中で何が起こっているのかを詳しく知りたいと

思ったことがきっかけでした。これなくして、GTのシンキングルアーを

きちんと理解することは出来ないと思っていました。

ジギングを始めたきっかけは、GTのシンキングルアーの開発が目的でしたが、

ジギング自体に魅力を感じて、今では大好きになりました。


ここ近年、私の海外や遠方の釣行がなぜ減ったのかと思われている方が

おられるのではないでしょうか。質問を受けることもよくあります。


家族の病気 入退院の繰り返し、そして他界・・・ また、家族の病気

手術 再発 経過観察・・・

釣行のキャンセル 船長、仲間に迷惑を掛けてしまうこともありました。

私と同年代の方なら同じような境遇になっておられる方も多いのではないかと

思います。

親は老いていきます。何が起こるか予想が立ちません。

以前のように、何年も前から予約をして、身軽に遠方へ

遠征に行ける状況では無くなっています。


そのような状況でも、ずっと夢だけは描いていました。

”夢のように釣れる GTルアー” のことを・・・


カーペンターのことを親身になって思ってくださる方々が、現在の私の境遇でも

現場へ出られるように、手助けを下さりました。


ジギングから得たノウハウを基に作ったGTのシンキングのルアー

ずっと頭の中で描いていたルアーを具現化します。

今年 GT現場で開発に力を入れます。


大好きなGT釣りの夢のように釣れるルアーを作ってみたいです。





釣果の一部と釣行での船の模様

※写真撮影 サンライズ 田代船長







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