CARPENTER 開発テスト


2016年11月22日


富山湾 タチウオ


■開発 テスト内容


試作ジギングロッド 試作ジグ








新しい試作ジギングロッドが完成したので富山湾のタチウオで

調子の確認や比較テストを行いました。

乗り合い船です。

状況は かなり芳しくない日でしたが、船中 ダントツの釣果でした。

数えると58匹でした。船団の中でもジギングの釣果ですとダントツの

釣果だったと思います。


船団の中のタチウオの餌つりが釣れていない時間帯にも

試作ジグでキャッチが続いたので、餌つりの船からも

どうして釣っているのか、不思議そうに見られました。


現在、8つの食わせのパターンを見つけて、このパターンに対応した

道具立てを作っています。

だいぶん完成してきました。

私にとって、自分の手のように動いてくれる道具が出来てきています。

また、水中でジグが動く様が、ビジョンとして鮮明に浮かびます。

陸海空軍、全てが機能することで、強い軍事力となります。

釣りの道具立てもまったく同じだと考えています。








試作ジグの中で、ある条件で、よく食ってくれる物が数種類出来てきています。

広い条件をカバーする為に、バリエーションの展開が必要です。

ジグの数は作れませんが、種類は作れます。

カーペンターの道具で釣りがしたいと言って下さった方へ

作らせていただきます。








テスト船や現場で比較テストを行い、それを基に新しい試作ロッドを

作り、また、試してを繰り返して、いい物が出来てきました。

回を重ねるごとに、いい道具になってきています。

これらのロッドは 『カーペンターが出るまで、他のロッドを買わずに

待っています。早く完成させて下さいね(笑)』 と言って下さっていた

方々へ、まず製作をさせていただきます。








ジグには性質があります。各々の性質を理解してお使いくださる方は

KLLジグで、既にたくさん魚をキャッチして下さっています。

現在は、3種類ですが、他にもよく釣れる試作ジグがあります。

色々な状況をカバー出来るように、バリエーション展開します。

使い分けると、釣果も伸びますし、釣りの面白さが広がります。


よく釣れる、いいジグは店頭に行けば、いっぱい置いてあります。

あまりにいいジグが多いので、あえてKLLジグを使う必要はないと思えます。

KLLジグは、カーペンターのジグで魚が釣りたい。釣りがしたいと

言ってくださる方々へ作らせていただいた物です。

KLLジグの販売は、カーペンターファンの方へ私が直接販売を

行わせていただいております。

カーペンターのファンの方が居てくださるショップ様へは、特別に

販売の枠を設けさせていただきます。入荷等の予定はまだ未定です。








炸裂した試作ジグ

タチウオを食わせる一つのパターンとして使えそうです。

実釣を重ねて、確証を得れば、製品として進めたいと思います。

今回も実釣中、考え過ぎで、頭の疲労が強烈でした。

終わった瞬間、倒れそうな位、ぐったりでした。


昔は まったく興味がなかったタチウオ ジギング。

始めるとタチウオ ジギングは、自分にとってあまりになぜ? が多い釣りでした。

なぜ? なぜ? の連続が私の心を虜にしました。

深く考えることで ひとつ ひとつ なぜ?と思っていたことが解明出来てきています。

そして、釣果が伸びてきました。

このアクションをジグに付けたいので、このようなアクションのロッドが必要になり、

このリールが必要で、このジグがアクションが出やすいということが

分かるようになってきました。


実験の為にリールに関しては、色々なメーカーの小型ベイトリールを20台位購入しました。

使用頻度が多いリールは、同型リールを2〜3台購入して、

各々にハンドル長を変えた改造を行い、スプールの回転の速度が変わる物を作り、

これがフィーリングや釣果にどのような影響があるかのテストを行っています。

リールのハンドルの長さですが、私の実験では絶対に釣果に影響があると思います。

巻上げ力が強いリールと巻上げ力が弱いリールでも釣果に影響があると思います。

巻上げ力が強いリールと巻上げ力が弱いリールですが、どちらがよいという結論は

ないと思います。条件に対して、適正な物があるということが答えだと思います。

スペックが同じようなリールでも、スプールの縦横比の違いで、釣果に影響が出ると

感じています。スプールの縦横比の違いは、ラインが出た時の糸の減り方や

巻上げ力が糸の量の変化で同等ではないことが理由だと思います。

なぜ?を理解するには膨大な実験が必要だと思います。

長く深く考え続けないと解明出来ないと思います。


私は若い頃から大型魚のトップウォーターでのキャスティング ゲーム&ファイトが

一番大好きですが、タチウオ ジギングから深く考えることの大切さを

学ばせてもらった気がします。

タチウオは身近な、小さな魚ですが、今では大好きな魚(釣り)になりました。

深く考えることの大切さは、他の釣りの製品開発をもっと進化させてくれると思います。





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