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2016年10月19日 20日
富山湾 タチウオ
■開発 テスト内容
試作ジギングロッド 試作ジグ
![](DSC_0432.jpg)
開発を進めています ライトパワーのベイトジギングロッドと
新しく型をおこした試作ジグを現場でテストを行いました。
富山湾のタチウオです。
写真は完成したKLLジグです。これだから釣れたという訳ではないと思いますが、
たくさん釣れました。
写真の一番左のKLL1505Aが一番 タチウオが掛かりました。
![](DSCN1279.jpg)
色々なジグが動く中、KLLジグは船中で一番のタチウオのキャッチでした。
ジグも釣れる動きに貢献しただろうと思いますし、使ったロッドと組み合わせたリールや、
タチウオが反応するしゃくり方など全てが上手く同調したのだと思います。
色々な実験を行い、強く感じていることは、トータルバランスの大切さだと思います。
ロッド、リール、ジグ、ライン、リーダー フックサイズ(フックの水流抵抗) などの道具と
釣り人のアクションの結果で生み出される ”最終的なアクション” がどのような物に
なるかが大切で、そのアクションを釣り人がきちんと捉えられているか、
その瞬間、その瞬間に魚に効果があるアクションに釣り人が合わせていけているかが
最も大切なことだと思います。
経験から、これに尽きると心底感じています。
![](DSCN1281.jpg)
船に乗っている目一杯の時間をテストの時間に当てたいので、
写真がほとんどありません。
釣り場の状況は極端な話、秒単位で変化します。状況は次の瞬間には、
もう違う姿に変化しているかもしれません。
道具と釣り人のアクションが、今という瞬間に対して魚にとって適性かどうかを
過去の経験から予測を立てて、今という瞬間に試す。
もし、それが適正なアクションなら魚が掛かるということで
魚が答えを出してくれます。
![](DSCN1283.jpg)
魚は一つの方法でしか釣れない訳ではないと私は考えています。
なので、この写真の魚は別の方法でも釣れた可能性は十分あると思います。
魚が掛かったという状態を最終的なゴールとした場合、
その過程には、色々な方法があるのだと思います。
カーペンターやKLLの道具でなくても、このタチウオは、
適正に動く道具とアクションが付いていれば何でも釣れたと思います。
自分が上手く状況を考えられて、適正な動かし方が出来るなら
道具は何でも良いと思います。 (その道具がきちんと機能してくれるという
前提があれば)
”カーペンターの道具で釣りたい” と言って下さるファンの方には、
カーペンターの道具でないと魚が釣れても、
釣れたという事実はあっても、喜びの度合いが違うのだと
私は思っています。
私も子供の頃から釣り好きで、これで釣りたい、
このメーカーのこの道具で釣りがしたいという気持ちが
物凄く強かったです。
思い入れが強い道具で釣れた魚は、もう何年も経つ子供の頃のことですが
楽しい記憶として今でも鮮明に覚えています。
”魚が釣れたという喜び” と ”そこへたどり着く過程もワクワクした
気持ちでいたい” という気持ちがあったのだと思います。
私も好きな趣味に対しての道具へのこだわりは、半端ではない強いものを
持っていますので、カーペンターファンの方がカーペンターの道具で
釣りたいと言ってくださることは、とても嬉しいです。
カーペンターファンの方々の熱く、そして心温かい気持ちが、
私がまっすぐな方向をずっと見続けられる大きな力になっていると思っています。
![](DSC_0425.jpg)
写真の正面のロッドラックの右の辺りの塊がライトのベイトジギングロッドの試作です。
テスト船や現場で色々な実験を行いました。
近海ジギングで使うにあたり、水深や使用ジグに広い適正範囲を持ち、
リールのハンドル一回転の糸の巻き量にも広い適正範囲を持った試作が
あります。
オフショアージギングで掛かる タチウオ 鯛 根魚 アマダイ
小型〜中型青物 など色々な魚種に対して使うことが出来ます。
使用感もよく、使いやすいと感じます。
その試作を製品として進めたいと思っています。
開発に長い時間が掛かりました。
その仕上がりはどこも修正、調整するところがないと
感じる物になっています。
詳しいことはHPで説明を行わせていただきます。
ロッドの組み立てラインが込んでいるので、
リリースは来年の夏〜秋以降からになりそうです。
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