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2016年8月19日
テスト船
■開発 テスト内容
試作ジギングロッド 試作ジグ (完成の目処が立ちましたら、HPで詳細説明を
行います)
![](DSCN1178.jpg)
2016年の秋から冬にかけて発売予定のKLLメタルジグの本番の型の確認を
テスト船で行いました。
鋳造品は、その作り方の特性から、作ろうとした物から
1度、場合により2度、型が変わってしまいます。
鋳造品であるメタルジグも同様です。
マスター型を転写した時に必ずコピーミスが起こります。
既存の製品は、これを妥協して製品化されています。
このコピーミスが原因で魚が釣れなくなるか、どうかは別としまして
物作りをする人間として、作ろうとした物ではない形に微妙であれ
変化してしまうことが ”非常に気持ちが悪い” と感じていました。
テストを繰り返して、形になった物を忠実に製品にしたいとの
思いから、他の方がやらないような手間の込んだ事をして、
写真のメタルジグは作られています。
カーペンター自身も手間が掛かりますが、色々探して、話を聞きに行き、
間違いない方だと決めた外注さんのご協力が無いと出来なかったです。
代表者の方は私と年齢が同じで、子供の頃から野池でバス釣りをされて、
子供の頃からルアー作りが好きで、工房を始められた方なので、
私と生い立ちが同じです。
”物作りが大好き” ”釣りが大好き” が原動力になっている方なので、
私が気に入って仕事を依頼しました。
![](DSCN11841.jpg)
水深50mでメタルジグのアクションを確認していたら、
ワラサが掛かりました。
とても こだわった製法で作られたメタルジグ、
合う条件で使えば普通に釣れると思います。
しかし、特別、釣れるという訳ではありません。
完成してくるKLLのメタルジグは
”精度が高い” ことは間違いありませんが、
メタルジグの場合、精度の高さが釣果に直結しにくい事を
痛感しています。
これが理由で、国産メーカーでもアジア製のメタルジグが
ほとんどなのだと思います。
価格が安くて、良いメタルジグは、いっぱいあります。
こだわったところで、コスト高になるだけかもしれませんが、
製品作りに対して、とても強い気持ちがあります。
”きちんと狙った動きの物を作りたい”
”狂いが出た物を製品化したくない” この想いでずっと昔から
釣具を作ってきました。
KLLメタルジグは、KLL(カーペンター)のメタルジグで
魚が釣りたいと言ってくださるファンの方へ作らせて
いただく物です。
ファンの方は間違いなく、妥協をした作りは、
求めてはおられないとの思いで、KLLのメタルジグを作りました。
![](DSCN1174.jpg)
アマダイが掛かりました。
今まで使った事がない 弾性の高いカーボンで作られた試作ロッド
![](DSCN1180.jpg)
メタルジグの動きの確認を行ったのは、湾を出て、2〜3分の場所と
10分位の場所ですが、この日は潮が効いていたせいか、
ただの砂地のこんな場所に、こんなに魚がいるのか??? というくらい
魚が掛かりました。
![](DSCN1170.jpg)
ハマチがたくさん掛かりました。
青物が入って来ていました。
まだ、暑いですが、海はもう秋が近づいているような
感じです。
![](DSCN1181.jpg)
製品化を進めているメタルジグは、最終の試作型と使い比べて
狙った動き通りになっていました。
製品完成の目処が立ちましたら、新しく作りましたKLLのHPで
紹介させていただきます。
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