■カーペンター 開発 製品テスト
テストで使用した カーペンター製品の製作コンセプトや
有効な使い方を説明させていただきます。
|
|
●三重県沖のジギングとPSCジギングロッド
今回、ドテラ ジギング用の試作ロッド数種類を持ち込みました。
水深140mの底辺りに青物の感度があり、
狙った水深は深かったです。
また、だんだん風が強くなり、風速7〜8m位吹いていたので、
さすがにドテラ ジギングは厳しく、船を立ててのジギングに
なりました。
ドテラの試作ロッドは又の機会にテストを行うことにして、
製品の PSC61MR のみを使用しました。
PSC61MRは、水深140m、ジグウェイト210gで
使いやすく、ブリ〜ワラサがよくヒットしました。
PSCの特徴であります、ロッドを立てたファイトが出来て、
大きなリフト力のお陰で、勝手に竿が魚を持ち上げてくれて
水深140mからのリフトも楽々でした。
水深が深かったですが、フッキングも決まり、
PSCジギングロッドのアドバンテージを感じました。
|
|
|
●試作ジグのコンセプト
試作ジグ約210g よく掛かりました。
この試作ジグの狙いの動きは、
上げでも下げでも使えることです。
上げできちんと使えるように高速巻きでも
回転を抑える設計にしました。
もちろん、下げで方向性が上手く出るようにしています。
この試作ジグ、上げと下げで使えるので、
今回の状況でヒット率が高かったと思います。
この試作ジグに持たせた方向性は良いと感じました。
この性質を持った、ボトムまでの到達時間の短縮が
出来る物も欲しい。
|
|
|
●PSCジギングロッドのポテンシャルを引き出す。
PSCジギングロッド(スピニング)を普段使う時は、
リールの1回転当たりの糸巻き量は94cmあたりを
使っています。
巻き足りない感じがあった時は、リールとスプールを組み合わせて
105cmあたりの巻き取りになる物を使っています。
今回、水深が140mと深いことと
ラインが潮に持っていかれて、
途中からロッドが負け気味でジグにアクションが
付きにくい印象になりました。
少ししんどくなりますが、110cmの巻き取りのリール(ハイギア)を
使いました。
『リールの瞬間的な巻上力も使いながらジグを動かす』
という方法です。
ラインが引っ張られ過ぎて、PSCジギングロッドが負け気味で
ジグを動かす反発力が出にくいと感じた場合、ハイギアのリールと
組み合わせる事で、それを補うことが出来ます。
ハイギアのリールを使い、下げのアクションが出やすいジグを
組み合わせます。
ジグの動きが上げから下げになる一瞬の間で、
魚をバイトに持ち込むことが出来ます。
今回、下げの間は、やや長く取ってもヒットがありました。
ラインが引っ張られて負荷が掛かる状況や
2枚潮の状況で効果的だと思います。
PSCジギングロッドをお使いいただいております方へ、
PSCの特徴を捉えて、そのポテンシャルを
最大限に生かせるように、
1つの方法として提示させていただきます。
|
|