巨魚を追う。 100kgオーバーを獲る
One Hundred (ワンハンドレッド)
ワンハンドレッドシリーズ 開発ヒストリー
「グニャグニャ感でしっかりアクションがつかない。ロッドがただグニャグニャ曲がるだけで 自分の入れている力がファイトに生かせない。」 1999年暮れ、田原氏と南西諸島に釣行させて頂いたとき氏の口から出た言葉である。 破損を恐れて、多くのヘビージグロッドがグラスに移行した時期であった。
素材的にみて進化ではなく退歩であると感じた。
「田原さんが言われるロッドの意味が分ります。作れると思います」私は答えた。 これを機に、Heavy Jigging Rod の開発が始まった。
開発当初、カーボン素材ということで長めの7フィートクラスが良いのではないかと試作を作った。 魚が掛かった。しかし、直下の大型魚と高負荷ドラグに立てなくなるほど苦しいファイトを強いられた。 これでは、人間が先にヤラれる。100kgを取るなんて夢のまた夢だと思った。
実践を通してショートロッドの必要性を体で感じ取った。どんどんレングスを短くした。 しかし、今度は短くすることでタメが利かなくなり、試作ロッドは無残にも折れた。
次の試作はカーボンの弾性を抑えた材料に変えた。 吊り上げテストを行った。22kgのブロックを持ち上げなおかつ復元している。 上手くいきそうだ。実感が沸いた。ロッドをフィールドに持ち込みテストを行った。
80kgクラスの鮫が掛かった。試作ロッドは4分でその鮫を浮かしてくれた。 掛かった魚をグイグイ持ち上げるといった感覚がロッドを通して伝わってきた。 通常のサイズの魚なら3分の1の時間で勝負がついた。 やはり、このロッドは今までのどのロッドにもないポテンシャルを秘めている。これなら、いけると思った。
しかし、自分の判断だけで製品にするのではなく、巨魚を追うエキスパートの方々に見ていただいた。 「いいんじゃないか」 エキスパートアングラーの方々からお墨付きを頂いた。
田原氏の言葉から3年の歳月が経った2002年11月 遂に100kgオーバーを狙えるカーボン素材の ヘビージギングロッドが遂に完成した。
OH55XH−S 製品開発協力者 田原繁浩氏
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■OH シリーズ■
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